ビジネスをしていると、必ず利益について考えます。
どれだけ売上が高くても、利益率が低すぎるとビジネスの継続自体が難しくなります。そのため、利益について考えることは永遠のテーマかもしれません。
「利益計算をしっかりしよう」というのは、ビジネスをしている人にとって常識です。しかし、実際には誰もが自社の利益をきちんと把握しているわけではありません。
実は、かなりざっくりとした利益計算しかしていない人が本当に多いです。これは初心者に限らず、それなりに経験がある人でも大雑把な計算しかしていない人が多いです。
物販は利益計算がとても複雑です。
仕入れに始まり、プラットフォームの利用料や販売手数料、その他にも広告費など、数え上げればきりがないほど様々な形でコストが発生します。特に、中国など海外から仕入れをしている場合、関税や代行手数料など為替の影響も受けて、計算が複雑になりがちです。
1種類の商品をまとめて仕入れている場合は、利益計算が多少楽かもしれません。しかし、数種類の商品を複数仕入れている場合、商品1個あたりにかかるコストの計算はかなり面倒になることがあります。
そういう私も細かい計算が得意な方ではないので、ざっくりとした利益計算で済ませたくなる気持ちは少しわかります...
物販を始めたばかりの段階で1円単位まで正確な利益計算が必要かというと、そこまでしなくてもいいかもしれません。シビアに考えすぎて利益計算以外の作業をする時間がなくなっては本末転倒です。
ただ、一円単位とは言わなくても、ある程度はしっかりと利益を計算していないと、「気が付けば資金がショートしている…」なんてことも普通に起きてしまいます。
以前、月利80万円という個人のお客様のコンサルをしたことがありますが、コンサル開始後にこちらで正確な利益を計算したところ、実際には50万円もなかったということがありました。こんな話は巷に溢れています。
これを読んでいるあなたも、自分は絶対に大丈夫だと言い切れますか?
中には自分で利益計算表を作って管理している人もいますが、仕入れ個数や為替は常に変動するので、こまめに再計算しないとすぐに役に立たなくなります。「先月は利益率35%だった商品が、今月は20%以下」というのも珍しくありません。
こうなるといわゆる自転車操業の状態になってしまいます。
利益計算の方法は様々です。計算が得意な人は自分で行い、苦手な人は外注化も可能です。しかし、どんな方法を選んでも、自社の利益についてはある程度把握しておくべきです。
「毎月安定した利益が出るようになったら独立したい」という方も多いと思いますが、独立した後に「思っていたよりもだいぶ利益が少なかった」と気付いた時の気持ちを想像してみてください。勢いと思い込みで会社を辞めた結果、辞める前より生活が苦しくなったという人を私は大勢知っています。
このような状況を避ける為には、ここまでお伝えしてきた利益計算をしっかりとするという以外にもうひとつ重要な事があります。
それは、自分の販売している商品の利益を最大化するという事です。
現時点ではかなりざっくりとした話に感じると思いますが、ここは非常に重要なポイントです。
・自社商品の利益率を最大化する方法
・自社製品にとって重要なのは「利益率」なのか「利益額」なのか
これらについては次回のブログでお伝えしようと思います。
物販で思うような結果が出ない人の多くは、リサーチの表面しか見ていません。何を売るかに集中しすぎて、どう売るかを見落としています。子育てで言うなら育て方を間違えてしまっています。
そんな状況に陥りたくない方は是非次回のブログも読んでみてください。きっとお役に立てると思いますので。
それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。物販ビジネスを成長させたい方は、こちらからご相談いただけます(※ブログはまだ続きます)。
PS.
今日は午前中に1時間ほど散歩をして来たのですが、既に春に咲く花が沢山咲いていて癒されました。
インターネットがメインのビジネスを始めたばかりの頃は極端に外出の機会が減ってしまい、精神的に病んでしまう人が多いです。ビジネス自体にもお金に対してもストレスを感じる中で引きこもってしまうと自分自身が壊れてしまうので、少しでも健康的な生活をしようとする意識はなくさないでください。
アントニオ猪木さんではありませんが、元気がないと何にも出来ませんからね。
それではまた!