[リアル表紙絵]
むかしむかしある所に世の中をなめていた若僧の絵描きがおりました、
絵描きが18歳の頃、
たまたま応募した絵が出版社の目にとまりイラストが新人賞に選ばれ、
18歳という物珍しさなのか新聞や地方雑誌など色々なメディアでちやほやされました。
その頃に描いた絵は戻ってこなかったので、
もう見る事が出来ませんがエアーブラシを使って描いた、
タイトル「灰皿缶」というたばこの灰皿代わりにした潰れた空き缶の絵です。
『写真を撮っておけばよかった・・・』
今でいうバズったというやつです。
絵描きは、ちやほやされ「いい気」になっていました
そして
いまだ!チャンス!!と動き始めたのでした。
この頃は、まだパソコンというものはなく手書きの時代です。
もちろんメールもSNSもありません。
絵描きは電話帳にある出版社へ電話営業しましたがいい返事はもらえず、
住所を聞きだしポートフォリオ片手に何社も出版社を回りました。
しかし
世の中はそんなに甘くはありませんでした。
ほとんどが門前払い、
受付を通れたのは、ほんの一握りでした。
仕事はもらえず営業をはじめて3カ月頃、
以前に回った小さな出版社から手紙が届きました、
その会社の雑誌担当の方が会ってくれるというのです。
そこで戴いた仕事が単行本の仕事、
「ガラスの果実」というタイトルの単行本の扉絵でした。
ここから絵描の人生が変わっていくのでした。
つづく・・・
pop art の作家活動しています。
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R:GALLERY _Illustretion
RL / 画・イラスト制作
■ タイトル [A woman growing up with a glass heart,]
■ 技 法 / エアーブラシ・筆
■ 素 材 / イラストボード
■ 画 材 / リキテックス
■ サイズ / 297mm×420mm