配管圧損について 第1回

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最初に

大学時代やエンジニアになりたての時には、まったくイメージがわきませんでした。
でも調べるうちに自分なりに理解してやっとイメージがわくようになりました。
ただイメージ的に説明しているサイトや本は無いのでかなり紆余曲折ありました。要は理解するのに時間が掛かった。

まずまっさらな状態で圧損とは・・・で計算式が書いてあっても全くイメージつきませんよね。なのでここでは式は出しません。
イメージのみです。

圧損とは

まず圧損とは圧力損失の略です。
そして読んで字のごとく圧力が損失する量のことです。

圧損の単位とは

圧力の単位はMPaGが一般的で、圧力損失の単位もそのままMPaGです。

ではそもそもなぜこのような計算が必要なのでしょうか?

水を運ぶことを考える

水や空気などの流体を運ぼうと思ったとき、どうやって運びますか?
袋やタンクに入れて運んでもいいし、それを車の荷台に乗せて走ってもいいですよね。

でもとても面倒です。袋詰めの作業やそれを荷台に乗せる。運転する。渡す。

時間も掛かってしまいます。
そこで一番いいのはパイプ(配管)で輸送するのがいいですよね。
パイプさえ引いてしまえば、あとはポンプなどで送ればいいですよね?

はい、ここで重要な単語が二つ。
パイプとポンプ。

名前は知っているけど、どんなスペックか聞くと答えられない人多いと思います。

ポンプを身近なものに置き換えてイメージしやすくする

ここで流体を運ぼうと思った際にどうやって運ぶ?と聞いた一文見てください。
「車で運ぶ」という単語出てきましたよね?
パイプとポンプはこの「車で運ぶ」手段の代替です。
結論から言うと・・・
 パイプ→道路
 ポンプ→車
では車を動かすのに必要なモノってなんですか???

ガソリンですよね?
ポンプのガソリンは電気です。
車はガソリンを「車輪を回す力→動力」に変えて運んでいます。
ではポンプは電気を何に変えているかというとポンプの吐出圧力(としゅつあつりょく)に変えています。

 なので以下の置き換えもできます。
 ガソリン→電気
 車輪を動かす力(動力)→吐出圧力

どうですか?
でもポンプはガソリンと違って電気は電線から補給し続けられるので、ガソリンとはニュアンスが違ってきます。

なのでこのように置き換えてください。
 ガソリン→吐出圧力

ガソリンが切れたら車は動かない。→吐出圧力がなくなると水はそれ以上運ばれない。
今回はこんな感じです。

第2回へ続きます。


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