【中学受験】国語の記述問題【記述のルール】

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国語の記述問題で起こる減点を書いていきます。
塾から出た宿題に記述問題があったけど、ウチの子、なんとなく〇に
してるみたい、とか減点のポイントが分からない、という保護者様は
ぜひ参考にしてみてください。

1.主語がない
記述の内容は完璧であっても「主語」が抜けると減点になることがあります。
たとえば模範解答が…
「リンゴがみずみずしくて、とても甘かったから」だったとしましょう。
これに対して
「みずみずしくて、とても甘かったから」と自分の子が書いたとしましょう。
内容はほぼ正解ですが、この記述では減点です。

みずみずしくて、とても甘いのは「リンゴ」なのか「トマト」なのか、「ブドウ」なのか、『何が』みずみずしくて、とても甘いのか分かりませんよね?

文章を読んでいない人にも分かるように書かなければならないのが
記述のルールです。
※だから指示詞も書いてはいけないのですよ?
いきなり「あの少年は~」って書いても誰?!ってなりますよね?


2.本文中の言葉を使っていない
記述問題を「自由に書いていいんだ!」と思っている生徒、
実はかなりいます。
もちろん演習を重ねていけば直っていくのですが、勉強を始めたばかりだと
「文章中の言葉を使って」というフレーズがないと自分の言葉で書いてしまう子がいるのです。
原則は文中の言葉を用いるのが
記述のルールです。
※例外もありますが、これはまた次の機会に


3.具体例を書かない
具体例はあくまで「例え」です。
例えということは、作者が一番伝えたいこと、主張したいことを
読者である私たちにわかりやすく例えを用いて言い換えた、というものです。
と、いうことは「主張そのものではない」ということになります。
説明文の場合、筆者の主張を問う問題が多く出題されます。
(~とはどういうことですか、という設問は作者の主張を聞いている設問)
そういった設問の解答は作者の主張を書かなければなりませんから、
具体例を書くのは不適切になります。(具体的に書けは例外)
たとえはたとえ、言いたいこと(主張)を見極める
ことが大切になります。


まとめてみると…
1.主語を書く!(指示詞もNG!)
2.本文中の表現を使う!(自分の言葉は原則NG!)
3.具体例を解答にしない!(具体的に書けはOK)


これを意識するだけ、特に「主語」については抜けている生徒がかなり多いです、で減点はかなり減ってきます。

塾から出された宿題でもこういった部分にも注視してあげるだけで
家庭学習の質は向上します!

参考までに!!! 
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