面接と自己肯定感

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フリー面接トレーナーのnoriさんです。
面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。

今回は面接に向き合う自分の気持ちのお話です。
面接に向き合う気持ちは人それぞれです。

自信のある人、あまりない人、皆無の人。
私のところに訪れる学生さんの話を中心にしていきたいと思います。

今日の【めんたいこ】 面接と自己肯定感

学生の皆さんは面接に対して毎回自信を持って臨めますか?

社会人の方だと、過去の自分はどうでしたか?
あるいは、これからもし面接を受けるとなると???

最近では、採用活動の中の「面接」が見直されてきており、例えば、圧迫面接と呼ばれる行為は極めて少なくなっていると感じますし、採用に力を入れている会社では、面接の場を応募者を見極めるだけではなく、採用側と応募者側の「相互理解の場」として捉えており、応募者が面接を受けるたびに志望度が高まるような採用強者も珍しくありません。

もちろん、全ての会社でそのようなことはなく、残念ながら、決して面接に無知なまま臨む面接官も少なくはありません。

さて、そのような面接という選考方法に、現在の応募者たちはどのように感じているのでしょうか。
私のところに訪れる方で、今一番数が多い、公務員志望者の方の例に挙げ説明し、そこからどのように受け止めていくことで、自信をもって面接に挑戦できるかを話していきますね。

面接に対する意識

公務員試験は長期にわたり試験がありますので、ほぼ年中行事として、面接対策もしています。
2022年1月~12月まで94名の方が来てくれました。
(2022年12月31日時点)

現在は、次年度に向けた新受講生が来てくれています。

面トレ(面接トレーニング)は多い時は1日10人~15人、年末の今は3~5人程度です。
ありがたいことに、90%以上の方が3回以上のリピートしてくれています。

10人近くは1回~2回で疎遠になっています💦(たぶんですが、一次の筆記試験で不合格になったのかと。)
どの時期でも、初めて来られる方に必ず聞いていることは、
「面接についてどう感じる?」
と率直な話を聞かせてもらっています。

自信がある!と答える方も何人かいらっしゃいますが、さすがに少数派です。(自信があると来ませんしね。でも本当はそういう方こそ来てほしい)
なので、不安ですと答える方が圧倒的に多数です。

実際の数字で表すと、自信がないと答えた方は、ほぼ85%の80人でした。
(ちなみに14人の自信ありの方は半分落ちています。)
このように面接に何かしらの不安を抱えています。

面接に対する不安の正体

では、この面接に対する不安は、いくつかパターンがあります。

1.面接に慣れていない
2.人と話すことが苦手
3.話し方が下手
4.話せるネタがない

の4つに分けられます。
(みなさんはどれですか??🤔)
割合的には1:1:4:4くらいです
もう少し解説しますね。

1.面接に慣れていないという不安

これはそもそも、今まで面接という機会がなかったからですよね。
おそらく一生のうち、一番面接を受けるのがこの就活期なので、不安になるのも当然です。
一応、高校・大学受験で面接を受けているようですが、多くの方が、
「丸暗記でいった!」
という方が多いようでした。
そのため、面接経験不足ということから未知なことに不安を感じています。

2.人と話すのが苦手という不安

普段から友達と話す際も、奥手な方もいらっしゃいます。3つのパターンの内一番少ないとはいえ、本人たちにとっては深刻です。このパターンの方々は、得てしてアルバイトやサークル経験も少なく、人と関わる経験が少ないためコミュニケーション能力が磨かれておらず、対人関係に不安を感じています。

3.話し方が下手という不安

早口になってしまうことや、考えがまとまらず途中から何を話しているのか自分でも見失ってしまう等という問題意識を持っています。
確かに、そのことを私に伝えようとする際も、結論が見えず、私から話を要約して初めて納得できるケースもあります。
話し方が下手という意識があり、言いたいことをわかりやすく伝えられないというもどかしさから、伝え方、テクニックに不安を感じているようです。

4.話せるネタがない

コロナ禍の学生さんにとってはここが大きな問題になってしまった方が多いようです。本来やりたいと思っていたことができていないことから、面接で自分自身をアピールする自信がない方は今や学生にとって一番の課題なのかもしれません。そのため、ガクチカネタなどの経験不足からくる不安を感じています。

不安の本質

多くの方が1~4のいずれかのパターンだと最初に話してくれるのですが、私は、これらの不安は氷山の一角だと思っています。本質的なことは、「自分に自信がない」ことだと思います。
例えば、4の経験不足の事も、確かにサークルや学校行事は失われてしまいましたが、その代わりに勉強できたこともあると思います。

また、1、2,3も同じようなことが言えます。

ここは、自己肯定感という言葉を使います。
ご存知の方も多いと思いますが、他人と比べたりせず、今の自分自身のありのままを肯定的に受け止められる感覚です。

SNS等を多用されたり、周囲の友達に人気者がいたりすると、「自分はなんで何もできないんだ。」のように焦りや自分自身が情けなく感じたりすることで、自己肯定感が下がってしまいます。

学生の場合ですと、大学1年から(あるいはもっと前の高校時代から)不安感や無力感が積り積もって、3年生になったころには、すっかり自己肯定感が低くなってしまうことも少なくないようです。

高校まででしたら、受験勉強をして、丸暗記で面接に臨んでも合格していました。そして、花の大学生活に憧れて、人生をやり直そう!のように意気揚々と大学生活をエンジョイされた方もいらっしゃると思います。(私もです💦)
ですが、就職をする方に限っては、残念ながらそうはいきません。

なぜなら面接が最重要関門だからです。

進学では面接がない場合もありますが、就職試験では、むしろ面接がない試験はありません。
そのため、面接を受けなければならないプレッシャーから、必要以上に面接苦手意識を覚えているのだと思います。

不安の克服

ですが、文字通り、必要以上に不安に思う必要はありません。
みんな同じように感じていますし、失礼ですが、面接に自信を持った人ほど、面接で失敗しています。
余談ですが、面接が得意だと感じる人は、「話すのが好き、得意」と感じている方が多いようです。
ですが、面接はただ話せばいいわけではないです。どちらかと言えば、話すよりも伝えることに重きをおく必要があるのですが、それはまた今度。

これだけはお伝えしておきます。
「誰もが決して何もない人間ではない」
と常々思います。

「失敗ばかりで成功がない」と嘆かれてくる方がいました。
私はこう思います。

チャレンジの連続だな!失敗したということは、何かに取り組んだ証拠だからね。

なんでも肯定的に捉えることはできるんです。

みなさんは今まで、自分を語る機会が少なかっただけです。

誰かに話してみることで、客観的な意見をもらってみましょう。

自分自身では、自分の良いところを、大概見落としていますよ!
このめんたいこでも散々伝えていますが、フィードバックをもらうということです。

人は自分だけでは自分のことがわかりません。

わかっているフリをせずに、人を頼れるかどうかだと思います。
自分を認めてあげることから始めてみましょう。
面接対策なんてそれからでもいいんです!

最後に

もうすぐ3月1日です。就活解禁です。

24卒の方にとっては、これからまさに本番です。

企業志望も公務員志望も、まだまだこれからの時間でなんとでもなります。
ただ、言いたいことは、就活のための行動ではなく、自分を高めるための行動が大切です。

内定をもらうことだけを目的とせず、さらにその先の、「仕事人生」を見据えて自分の力を高めるためにたくさんの経験を積んでくださいね。
そして、人との関わりをいつもよりも意識して持ってみましょう。

ぜひ、私の面トレサービスも活用してくださいね。


今回はここまで。それじゃあまた(@^^)/~~~
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