こんにちは、前村コアラです。
今回は「読みやすいESにするためのチェック項目1つ目」について解説したいと思います。
チェック項目1つ目は「問いに対応した回答になっているか」です。
こんなES設問があるとします。
「あなたの考える営業職とは何ですか?」
志望動機やガクチカに次いで「職種に対する理解」を問うてくる設問も頻出ですよね。
この「あなたの考える営業職とは何ですか?」に対する答えの書き出しとして、
次の2つを読み比べてみてください。
1. 営業職に欠かせないのは、お客様が抱えている課題やニーズを具体化し解決可能な自社サービスを提案する力である。
2. 営業職とはただ商品を売るだけではなく、お客様が抱えている課題やニーズを具体化し解決可能な自社サービスを提案することである。
いかがでしょうか。どちらの書き出しの方が良いと思いますか?
「問いと対応している」という見方をした時に2番の文章の方が適切であるといえます。
問いは「〇〇とは何ですか?」と訊いてますね。
1番は「〇〇に欠かせないのは□□という力である」と問いに対応していない文章です。
2番は「〇〇とは□□である」という文章なので問いに対応しています。
あなたが採用担当者だとして、この文章を読んだときにどう感じるか想像してみましょう。
1番の文章は、問いに対して答えが対応していない、、、ちゃんと問いの文章を読んだのかな??
このように思いませんか?
では何故このように思われることが危険なのでしょうか。
会話の例を出してみましょう。
「今日は雨ですね」と話しかけられた時に、
「傘を持っていこうと思います」と返すと自然ですが、
「雨の日に傘は必要です。」と返すと何だか会話が成立していないように感じませんか?
問いに対応しない返答だと、
相手は「言わんとすることは分かる」ものの
「コミュニケーションの不和」を感じます。
その違和感が、
書類を最後まで読むのか読まないのかに関わってくるのであれば、
問いに対応させた書き出しから始めることは重要なポイントであると言えます。
皆さんのESはどうでしょうか。
もう一度「設問は何と訊いてきているのか」を見てみましょう。
そして自分の書き出しはその問いに応えた文章であるか確認してみましょう。
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