不安の正体は

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◇不安の正体は◇

不安を感じることは日常生活を送っていると、度々感じる普通の感覚です。不安を別の言葉を使って説明すると、心配とか気がかりが類似語として検索されます。今回は、この不安とはいったい何者で身体にどのような影響を与えるのかを説明していきます。

◇不安の正体とは?◇

不安はよく恐怖と比べられることがあります。違いとしては、具体的に対象がはっきりしないものを不安と呼び、対象がはっきりしているものを恐怖とよびます。不安と恐怖では、不安の方が対処が難しいと言われています。というのも、恐怖は対象がはっきりしているので、極端な話、逃げることが可能となります。しかし、不安は対象がはっきりしない分、無限に不安になる要素が出現し、いつまでも逃げ切ることができない分、対応が難しいと言えます。さらに、不安になると、そのことばかりに囚われてしまい、他の事についての判断能力が低下し、日常生活に支障をきたします。それがさらに進むと、不安を解消することだけが優先されてしまい心に傷が生じてしまいます。

◇不安が進むと◇

不安に関連した代表的な精神疾患が、強迫神経症と呼ばれるものになります。強迫神経症とは、自分の意志に関係なく、ある行動や考えに囚われてしまったり、ある行動を繰り返してしまう症状です。例えば、汚れや細菌などを怖がり、必要以上に手を洗う行為を繰り返したり、どんな状況でも決まった手順で物事を進めないと不安になったりと、症状は多様となります。本人もこの行動には意味がないと分かっていても、不安から逃れられないと思っており、対応の難しさを感じます。

◇不安との向き合い方◇

では、この不安とどのように向き合っていけばよいのでしょうか。
一番の解決方法は、実際にその不安に対して行動することですが、それができないから不安が生じているケースが多いかと思います。不安が高まると、私たちの身体は心拍数が増えて、呼吸が荒くなります。これは自律神経の一種で交感神経の働きによるものです。自律神経のバランスが崩れている状態となります。そのため、副交感神経への働きかけが必要であり、深呼吸したり、身体を動かし、緊張した筋肉をほぐして血流を良くしたり、リラクゼーションにより心の安定を保つことが重要です。

以上、不安の正体について説明しました。不安により、交感神経が優位になり様々な身体の反応が出現します。自律神経のバランスが崩れてしまい、心が不安定になってしまいます。自律神経のバランスを修復し、心の安定を保つことが大切であると考えます。

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