【3/15(水) 朝の相場情報】CPIレビュー!FRBに”様子見”の余裕なし?

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マネー・副業
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。

昨日の米株はナスダック+2.14%、S&P+1.68%、ダウ+1.06%と持ち直し。
銀行セクターの混乱は一服、買いが優勢になりました。
ドルはほぼ横ばい、ドル円レートは134円台で取引終了となりました。

本日は、
8:50 日銀金融政策決定会合議事要旨
21:30 2月米小売売上高
となっています。
3つ目の山ですね。これまでの雇用統計、CPIそして今日の小売売上高とSVB問題を天秤にかけて、利上げ判断すると思われますので非常に注目です。
ではCPIを振り返ってみましょう。
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引用元:Bloomberg

2月のCPIは、変動の大きい食品とエネルギーを除いた”コア指数”が前月比ベースで5カ月ぶりの大きな伸びとなり、市場予想も上回りました。
エコノミストらは、基調的なインフレを測る指標としてコア指数の方が総合指数より望ましいと考えています。
こちらはコア指数の推移です。
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昨年10月を底にして、右肩あがりとなっています。
その他は概ね予想通りの結果。
発表後、米2年債利回りは上昇。金利スワップ市場は依然、今月のFOMCで0.25ポイントの利上げがあるとの見方を織り込んでいるようです。

内容は、
・上昇分の70%超を住居費が占める
・娯楽や航空運賃などが上昇
・食料品や飲料などの月間上昇率は2年振りの低さ

そして、この強いCPIを受けて、FRBは”様子見する余裕はない”状況になっています。
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引用元:Bloomberg

エコノミストらは
「今回のCPIは、FOMCに様子見を決め込む余裕などないことを浮き彫りにしとるで」
「25bp利上げで引き締めを継続するか、それとも据え置いて様子見するかを巡ってFOMCは難しい判断を迫られるで」
と指摘。

SVB破綻を受けて急落した米地銀株も昨日は反発、徐々に安定化の兆しが表れ始めているようにも見えます。
報道が出て、逃避先として一気に円買いが進みましたが、そちらも落ち着きつつあります。
・円インデックス 日足
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”追加利上げ”というのは少し考えづらいですが、利上げ継続(0.25ポイント)は十分にあるかなと思います。
ただし、今日の小売売上高やSVB問題などの動向によるところも大きいので引き続き注視していきたいです。

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