おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株はS&P、ナスダックともに+0.7%、ダウは+1.0%と3日ぶりに反発。約2週間振りの大幅高となりました。
FRB高官によるハト派発言で上昇したと見られています。
ドルは日中強さを見せたものの、NY時間に上げ幅を縮小。ドル円レートは一時137円をつけたものの、136円台後半で終わっています。
本日は、
24:00 ISM非製造業景況指数
となっています。
こちらも注目の指標です。
雇用における非製造業の割合が大きいこともあり、来週の雇用統計の先行指標として注目されています。
まず、昨日相場を動かしたとされるニュースを見ておきましょう。
引用元:Bloomberg
アトランタ連銀のボスティック総裁は
「3月のFOMCでは0.25ポイントの利上げが望ましい」と述べたようです。
これだけ見ると、ハト派ですが
「データ次第だ」
「経済が想定以上に強いことをデータが示唆し続けるようであれば、私は政策軌道を調整する」
とも述べていますので”ハト派”というよりは”フラットな状態”に見受けれます。
そこまで大きなニュースではないと思いますので、あくまでもただの一時的な反発ではないかなと見ています。
円が1年半ぶりにロング勢が多数派となったようです。
昨年末のサプライズYCC修正から上昇、遂に0ラインを突破してきました。
ですが、注目したいのは買いに転じたとしても”クロス円が下がっていない”こと。
ドル円もそうですがユーロ円なども上昇しています。
やはり、もしYCCの撤廃などがあったとしても各国との金利差は歴然。
引用元:マネックス証券
これでは「ドルを売って円を買おう」とは中々ならないですよね。
やはり今後、この差を埋めるほどのサプライズがないと円高になるというのは考えづらいのかなと見ています。
ですが、年内にでも動きがあるのでは?という見方が強くなっています。
引用元:Bloomberg
ブルームバーグがエコノミストらに行ったアンケートによると、
・黒田さん最後の3月会合では9割が現状維持を予想
・次の政策変更は全員が金融引き締め方向を予想
・そのうち8割が年内を見込んでいる
・6月会合実施が41%と最多
・所信聴取前の2月調査の26%から大幅に増加
・新体制が初めて臨む4月会合での引き締め予想は前回調査の26%から20%に減少
というのが大方の予想となっています。
ですが、先ほども言いました通り「YCC撤廃したとて…」という状況には変わりないのかなと思います。
しかし、植田さんを新総裁に任命した岸田首相の判断は9割が「評価している」ようなので、一定の評価は得られているようです。
今後に期待というところでしょうか。
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