こんばんは、お疲れ様です
いろいろ疾患について
書いてきたけど、
とりあえず運動は大事だな~と
まぁリハビリの職についているので
日々、運動を促してはいるんですが
運動のやる気のあるなしで
予後がだいぶ違いますね・・・
確かに、大怪我や病気して
落ち込んだりしてるときに
「さぁ!運動しましょう!」
ってのはなかなか受け入れられませんよね
リハ職がこう言うのもなんですが・・・
会話を楽しんで、手を握って
その人が笑顔になったら
それだけで一つのリハビリになっていると思います
前置きが長くなりましたが
今回は運動のやり方についてです
みなさんの中には
「筋肉つけたいな~」
って思ってる人が多いかもしれません
単純に筋肉つけたいな~
って言っても
短距離走者のような筋骨隆々の身体と
長距離走者のようなしなやかな身体
いろいろありますよね
筋力増強運動において
「負荷を大きくして回数を少なくすれば瞬発力を
負荷を小さくして回数を多くすれば持久力を増大させる」
って法則があります
(これをDeLormeの法則と言います)
それを踏まえて、運動をするのに
考えておきたいのは大きく分けて3つ!
①負荷量
②収縮時間(反復回数)
③頻度
です
まずは①負荷量ですが
これも昔の偉い人の言葉がありまして
「日常生活は自分の最大筋力の20~30%
の力を発揮している。さらに筋力増強するには
この力以上、すなわち最大筋力の30%以上の負荷
が必要。50%の負荷で強さの条件は満たされる。」
ってHettingerさんが言ったそうです
ちなみに寝ている患者さんには
20%の負荷でも過負荷(やりすぎ)
になる場合があります
過負荷がダメってことはないですよ
負荷量の設定には「1RM」という
一つの基準を設ける方法があります
ややこしいかもしれませんが
回数の負荷を過負荷になるようにする方法です
1RMとは簡単に言えば
ギリギリ1回持ち上がる強度です
1RMを100%の強度と考えて
後は以下のように考えていきます
強度(%) 反復回数
30~40% 50~60回
50% 20~30回 →筋持久力
70% 15回程度
75% 10回程度
80% 5~8回 →筋肥大
こんな感じで
自分はどうしたいのかによって
負荷と回数を決めていきます
一つの参考にしてみてくださいね
ちなみにすぐに筋肉はつきませんからね~
週6日の頻度で筋力トレーニングを実施した際に、
約3週間で筋力の増加がみられるが、
筋が肥大するには約6週間以上を要した
と、教科書では言われています
理論上、1日あたりの頻度と
週あたりの頻度は多ければ多いほどよいですが・・・
そうは言っても、筋疲労もあるし
無理な運動はケガの要因にもなります
ということで、
次回は運動ではなく、身体のケアについて
書いていければと思います
それではみなさま
今日もお疲れ様でした
ゆっくり休んでくださいね