1000万円を落としたのが普通の人だったら

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札幌の資源ごみ回収施設で現金1000万円が発見されたニュースをご存知と思います。
発見されたのが1月で公表されたのは2月末になり、現在までに10人を超える人が「自分のお金では?」と手を上げていると聞いています。

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「落とした人が普通の人なら、とっくに名乗り出ていただろう」と話す人が多いようです。
私も、そのとおりだと思います。

普通の人が1000万円を現金で持つケースを想像してみました。

土地や建物など大きな金額の買い物をする場合に現金扱いとなるケースも考えられますが、売買など相手がいるのだから、その時点で問題になって届け出が行われると思います。

相続などの理由で親族から大金を現金で受け取るケースも考えられます。
例えば3人兄弟に500万円ずつを生前贈与する際に、親が1人だけを可愛がって他の子どもに内緒で1人にだけ1000万円を渡すことはあると思います。
それを落としてしまって、届け出ると他の兄弟に知られてしまうから言えないでいるのかもと考えてみました。
でも資源ごみにまぎれていたのですからケースとしては当てはまらないと思います。
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破産宣告した人が貯金を持っていると負債整理にあてられるので現金で隠し持つ場合、破産宣告するよりも、ずっとずっと前に現金化していないと怪しまれるそうです。
上手に破産宣告を行った上で現金を隠し持っていた場合や、先々に破産宣告しようと計画して隠そうとしていた場合はあり得るかもしれません。
また、金融機関に預けても金利が低いからタンス預金にしようとして、盗まれないように雑誌の間などに隠していた場合も考えられます。
このような理由で隠し持っていた人が亡くなったときに、隠していた事実を知る人が誰もいなければ家財道具などの整理と一緒に廃棄してしまうことは生まれかねません。
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親が亡くなり家財道具の整理に苦労した私は、この点に着目しています。


私は周囲から廃棄物業者への依頼を勧められましたが、業者へ依頼すると手間が省けて早く片付くけど、高額な処理代金が発生します。
それよりも私が気になったことは荷物の中に何があるのかを把握できていなかったので、どうしても自分の手で先祖が残したものを振り返りたかったのです。

私の場合、残念ながら1000万円は出てきませんでした。
でも、表彰を受けていた輝かしい記録や、借金をしていた許しがたい事実、海外旅行や国内旅行へ行っていた楽しそうな思い出など、父母や祖父母の過去を確認できました。

親元から離れ遠方で生活するなどにより、自分の手で時間をかけて家財道具を整理できない人が多いと思います。
ひどい時代になったものだと感じるし、そんな子孫は普通の人間じゃないと思います。

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落とした人が普通の人なら、とっくに名乗り出ていると思います。
私は勤めていた職場を定年前に退職することによって、先祖が残した家財道具を自分の手で整理できました。
普通の人間でいられて本当に良かったと思っています。

私は、自分が退職したときに必要になって手続きなどを記録として整理しココナラブログにしてみました。

今後、親が亡くなったときに行う手続きの記録も整理したいと思っています。

ところで、私の一人娘は普通の人間ではないと思うので、きっと業者へ依頼するでしょう。
私は現金を隠したりしていませんが、使えるお金は元気なうちに使わなければならないのだろうと寂しい気持ちになっております。トホホ。

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