ヒーローインタビュー

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居酒屋では、野球、政治、宗教の話はご法度とされています。今朝は、あえて、野球のことを話題にしてみます。
プロ野球をテレビ観戦していても、応援しているジャイアンツの最近の不甲斐ない戦い振りに嫌気がさしチャンネルを変えることが多くなっています。そんな中、先日は試合終了後のヒーローインタビューまで、しっかりと見ました。
ヤクルトの村上選手が55号ホームランを打ちました。おめでとうございます。あの王貞治さんに並ぶ大記録です。
試合はジャイアンツが勝利。ヒーローは力投で試合を作った菅野投手でしたが、どうも様子がおかしいと感じました。インタビューでは菅野投手のピッチングやジャイアンツの勝利に関する質問に終始し、村上選手のホームランには一切触れませんでした。菅野投手は、この試合で村上選手から54号を打たれました。村上選手は、最終回に菅野投手を救援した大勢投手から55号を打ったのです。
菅野投手は、これまでに村上選手にホームランを打たれたことがなく、この試合が初めてだったと思います。菅野投手も大勢投手も、MVPが確実と言われている村上選手に対し、逃げることなく真っ向勝負。見ごたえがありました。
菅野投手は、大勢投手、村上選手を呼び寄せて、大記録に賛辞を送りたかったのではないでしょうか。「日本記録の61号を目指せよ。俺たちは、もう打たれないから覚悟しろよ」。それが出来ないのは、大先輩の王貞治さんへの配慮か、大勢投手への思いやりのためなのか。
プロ野球はエンターテインメントとして、素晴らしいプレイやビッグボスのパフォーマンスだけではなく、もっと見る人を興奮させてくれても良いと思います。プロ野球界にも、菅野投手のピッチングに対しても、一皮むけて欲しいと世界の王貞治さんは願っていると思います。

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