集合住宅の騒音トラブルは意外と多い

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2019年に発生した騒音苦情件数は、15,726件。
前年比で2.7%減少しているらしい。
しかし、平成から令和まで、増減はあるものの、ほぼ横ばいが続いている。
これに加えて、ここ数年の在宅勤務需要増加に伴い、今後は騒音苦情の件数が増えるのではないかと思われます。

ただ、騒音の苦情がある方と言って、必ず騒音があるわけでもないのが、騒音トラブルの面倒なところです。
つまるところ、音を不快に感じるかどうかは、受け取る側の主観によるので、受け取った側が不快に感じてしまうと苦情につながってしまいます。

「●●●号室の騒音がうるさいからなんとかしてくれ」と入居者から苦情が来たときに、その苦情をそのまま真に受けてしまうと大変なことになります。

まずは、苦情にある状況が実際に認められるのかどうかを確認することが非常に重要になってきますが、普通の人ならここで行き詰まってしまい、管理会社からは、『全戸に注意文を配布します。』という対応で止まってしまいます。
その後も、苦情が入り、注意・警告文配布・掲示の繰り返しで、状況は改善しないまま、現状をただ我慢するしかないというのが一般的な騒音トラブルの姿で、この隠れたトラブルに我慢している人がたくさんいるということも、あまりクローズアップされることがありません。

当事者にならないとわからない世界がそこにありました。
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