「学級崩壊へのカウントダウン」のカウントダウンを阻止せよ!

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学級崩壊の「予兆」が何なのか。表現しにくいのですが短い言葉にすると,先生が感じる「あ,なんかヤバい,上手くいってないかも・・・」なのです。具体的どういうこと!?と問われると,一言で答えるのはちとムズイ。とにかく,担任が不吉な違和感や不安を感じたら予兆です。そしてここに大きな個人差があるので厄介なんです,この問題は。

予兆を感じたら・・・

あれ!?おかしい。なんかヤバいかも⁉️そんな不安を感じたら,どうするべきなのかを考えます。ですが,こうすれば絶対大丈夫!残念ながら(というか当たり前だけれど)そーんな都合のいいものなんてありゃしません!あったらみんなそれやって,学級崩壊を防ぐことができているし,もう令和です。存在していればすでにシェアされ尽くされているでしょう!笑 なので,逆を考えます。

そう,予兆を感じたら「絶対にしてはいけない事」‼️は存在します。

予兆を感じたら絶対にしてはいけない行動。それは・・・


1 現実逃避(そんな事ない,ないに決まってる‼️)

何年か担任をもったキャリアがあり,上手くいった経験があり自分の学級経営に少し自信がると,どうしても目を逸らしてしまいがちなんです。自分に限ってそんなことはないに決まっている。何より学級を経営できていない自分を認めたくない。そんな思考になってしまい,改善できるものもできなくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

2  事実をごまかす(学級が上手くいってないことを隠す‼️)

これは,現実逃避より危険です。ヤバいことは自分が一番わかっているのですが,隠して上手くいっているように振る舞っていると,じわりじわりと自分で自分の首を絞めてしまいます。学級がスムーズに経営できている時,職員室などで同僚に話す内容は意外と失敗談や上手くいかなかったことが多いんです。それって余裕があるということなんです。逆に,授業でこんなに上手くいったとか,子どもの頑張ってた姿などの話にばかりに偏るときは要注意で「みんなからの目を気にして,上手くいっているように思われようとしている」なんてことがあります(♯もちろん,子どもの頑張りを話すなってことではなくて‼️大げさに偏ってしまう時です‼️)

 このような行動からは最悪の結末しか生まれません。逆にこれらの行動を取らないということは「現実逃避しない→受け止める」「事実をごまかす→素直に話す」です。自然とそれは周りの先生たちに,ありのままを素直に話して助けを求めるということです。当たり前じゃないか⁉️と思うかもしれません。ですが,残念なことに,当たり前のことが教育現場ではそれがなかなかできないのです。

 理由は簡単。学級担任制という仕組みが,保守的な思考を生み出す仕組みだからです。まず,自分のクラスが学級崩壊をしてしまうと,「ダメな先生」というレッテルを貼られてしまうと,思ってしまうんです!だから学級が上手くいかないことが最強に言い出しにくのです。学級がガタつくことは,誰にでも起こり得ること。そうやって落とし込んでいる人とそうでない人がいるのが現状。
 さらに,みんなに助けてもらうと言っても,他の先生たちにも自分の担任する学級があり,専科の先生はたくさんの授業を抱えています。周りの先生の空き時間(授業はないが,校務分掌や事務仕事をする時間)を奪ってしまうという事実から,申し訳なく感じて自分を責めてしまう。そんな未来が見えるわけですから「迷惑をかけたくない」という気持ちが芽生え,素直に「助けてほしい」と言いにくいのは必然です。


学級担任制という今の仕組みでは,自分から言い出しにくわけですから,それならば周りの人間が声をかけて手を差し伸べることが大切です。そして,強がらず差し伸べられた手をきちんと掴むことも,同じように大切です!そうやって,学級崩壊へのカウントダウンのカウントダウンに気付き合うことが,学級崩壊を阻止することに繋がっていくのです!
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