ある保護犬のこと

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法律・税務・士業全般
こんにちは、司法書士の金城です。

私は、ある動物愛護団体で、収容されている犬の散歩をするボランティアをしています。

実に様々な理由で犬・猫が愛護団体に持ち込まれ、保護されています。
飼主が高齢者施設に入ることになったために収容された犬。
飼主の死亡により、世話をする人がいなくなったために収容された犬や猫。
「吠えて近所迷惑になるから」という理由で飼主に遺棄されて保護された犬。

収容されている犬の数は、総数で30頭を超えると思います。
猫の頭数は把握していませんが、100頭近くはいるはずです。

中でも、私が特に気に掛けている「シロちゃん」という犬がいました。

シロちゃんは四肢がほぼ完全に麻痺していて、自力で立ち上がることができない状態でした。
ですので、散歩に連れて行くときは、ベビーカーみたいな乗り物にシロちゃんを乗せて散歩していました。

もともとシロちゃんは、三重県志摩市の工場の広い敷地で飼われていたとのことで、他の兄弟4頭とともに、海に面した町で元気に走り回って暮らしていたようです。

しかし、ある日、イノシシよけの電気柵に触れて感電してしまい、四肢麻痺の状態になってしまったとのことです。

そして、四肢麻痺になったシロちゃんの世話をし切れなくなった飼主が、動物愛護団体に持ち込んだとのことです。

海を見ながら元気に走り回っていた頃のことを、シロちゃんが覚えていたのかは分かりませんが、山の中にある その動物愛護団体で、スタッフに大切に世話されながら過ごしていました。

殺処分される悲しい運命をたどるペットもいることを思うと、シロちゃんは幸せだったといえると思います。

残念ながら、シロちゃんは この令和4年9月末に亡くなりました。
死亡時の年齢は8才か9才ぐらいだったようです。

なお、私がボランティア活動をしている動物愛護団体はもちろん、全国の様々な動物愛護団体が犬や猫の「譲渡会」を定期的に開催しています。
譲渡会では可愛い犬や猫に出会うことができます。

ペットを飼いたいと考えている方は、ペットショップでの購入を考えるのみならず、譲渡会での犬猫との出会いも考えていただければと思います。

次回のブログでは、四国遍路の案内犬のことを紹介します。

本ブログでは、動物保護に関することだけではなく、ペットや動物に関することを広く取り上げて行く予定です。


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