前回のお客様のお悩み・問題は、
仕事で上司に期待してもらっているが、
いつも期待に応えることができず、
がっかりされてしまうのが辛く、
この状況を何とかしたいというご相談でした。
以下がご相談後のSTEP1とSTEP2になります。
今回のお客様につきましては、
あるべき姿を再設定することにより、
お客様が上司の期待を裏切らず、
上司に喜んでいただくお手伝いをしました。
今回のポイントは、
お客様が上司の期待に対して、
お客様が自身の結果を出すめに努力はしていましたが、
上司の期待を変える努力はできていなかった点です。
確かに上司の期待に全て応えることは大事であり、
できるならそうしたいところですが、
何事にも制限や制約はあるものです。
今回は現状のご自身の能力が制限となってしまっており、
結果に全ては応えられず、
上司をがっかりさせてしまうことは明白という状況です。
ここで一般的な話となりますが、
人はどういう時にがっかりするのでしょうか?
これは人がどういう時に満足や感動するか、
というお話と一緒ですが、
人は期待していたものと、
結果にギャップがあった時に、
満足したり、がっかりしたりするものです。
わかり易い例では映画がそうです。
ビックタイトルの映画は期待が大きく、
例え他の映画より内容が良かったとしても、
観た方の期待には届かず、
がっかりされてしまうことがあります。
逆に、何にも期待せずに観た低予算の映画でも、
期待されていなかったために、
期待を越えて満足されるということもあります。
ですので、
今回すぐにお客様の能力が改善されない状況で、
上司をがっかりさせないために重要なことは、
上司の期待値をコントロールするということになります。
これは上司の期待値を下げるため、
「自分はできない」とい言うようなものであり、
皆さん最初は抵抗があるかもしれませんが、
上司の立場からすると、
例えば期限直前に結果がダメで、
そこからフォローするより、
最初にダメとわかっていて、
先にフォローできた方が、
リスクコントロールができるため、
後者の方が遥かに良いものです。
ですので、期待値を下げることは、
決して悪いことではありません。
また、これは小手先のテクニックになってしまいますが、
私の知り合いで転職してすぐ評価されていた方には、
提出に3日かかる提出物に対し、
最初に1週間程度かかると伝えて期待値を下げ、
実際は3日で提出することにより、
下げた期待値を超えて評価を勝ち取っている方もいました。
ですので、
今回はあるべき姿を再設定し、
「自身の実力合わせて相手の期待をコントロールし、
コントロールした期待を超える結果を出す」としました。
※対策の詳細はお客様のプライベートに関わるため、
この事例紹介では紹介しておりません。
結果としまして、このお客様は、
最初期待を下げることに少し抵抗があったそうですが、
期待値を下げたことで期待には応えることができ、
上司にその結果を喜んでもらえただけでなく、
最初に期待値を交渉したことも褒められたとのことで、
大変喜んでいただけました。
交渉したことを評価されたことは副次的な結果ですが、
一石二鳥だったことは何よりでした。
今回ご紹介した事例につきましては、
相手の期待に応えるためには、
期待値をコントロールすることが有効という事例でした。
※ご自身の能力アップを疎かにしていいという話ではありません
【ご紹介】
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