番組準備の流れを順を追って説明します。
音楽番組やニュース番組、バラエティ番組などジャンルによってもちろん違いはありますが、大きな流れとしては以下になります。
1.トーク内容の決定
2.トーク内容の整理
3.BGMの選定
4.ゲストの選定
5.スクリプト/キューシート/台本/原稿の作成
6.リハーサル
7.最終チェック
ここでは「3.BGMの選定」について紹介します。
●BGMの必要性
まずはその番組にBGMが必要かどうか判断しましょう。
ラジオ番組にBGMを入れるかどうかは、その番組のコンセプトや目的、トーク内容、放送時間帯などによって異なります。
一般的には、以下のような点がBGMを入れる場合のメリットとデメリットになります。
1,BGMのメリット
・番組の雰囲気やテーマに合わせて、BGMがあることで聴取者により深い印象を与えることができます。
・BGMがあることで、トークが途切れた際にも聴取者の興味を引き続き維持することができます。特に生放送などは放送事故対策としても効果的です
・トーク内容がシリアスな場合、BGMを入れることで聴取者の心理的負荷を和らげることができます。またシリアス以外にも、演出としてBGMを使用することもできます。
2,BGMのデメリット
・BGMがあると、トーク内容が聴き取りにくくなることがあります。特に話者と同じトーンのBGMを使用すると声が隠れたりします(女性の高い声に、同じような管楽器の高い音のBGMを使用すると、聴き取りにくくなったりする等)
・BGMのボリュームが大きすぎると、トーク内容を聴き取りにくくすることがあります。そのためBGMのボリューム調整が必要です。
・トーク内容と合わないBGMを選曲した場合、場違いに感じられることがあります。そのため適切な選曲が必要です。
以上のように、BGMの有無はその番組のコンセプトや目的、トーク内容、放送時間帯などに合わせて判断しましょう。