#37 日々、耳を傾ける ~ “私的成功” は “公的成功” に先立つのか?~

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おはようございます。
はるつぐ(はるコーチ)です♪^^


今まで “傾聴” について、
日々、ブログを綴ってきたつもりではあるのですが、
最近はどうも、脱線し続けていて、
“社会性” とか “組織との関係” とか、
そんなことを書きがち💦


何度も書いてるけど、
傾聴コーチとして活動しているので、
クライアントさんに “ありのまま” で居ていただく様に努めるのが、
コーチの務めだと思っている。

自分の “あるがままを受容する”
これは、“私的成功” に入ると思います。

でも、そこから先があって、
“私的成功” で “自立” を果たした後に、
“公的成功” つまり “社会との関わり” ってものが果たせないと、
本当の成功とは言えないんじゃないの?

とも考えている。


前にも書いたけど、
この考え方は『7つの習慣』の影響を受けている。

7つの習慣.jpg


本書の中で、著者のコヴィー氏は、
「私的成功は、公的成功に先立つ」と
書かれている。

なるほど。
感覚的に納得。

周りに合わせることが当たり前であった昭和生まれ
ですから。笑
自分を抑えて、組織に寄与するなんて当たり前でした。

けど、そんな自分に嫌気が差して、
「もっと自分らしく生きるには?」などと、
齢50を超えてから、考えているようですから。苦笑

でも、仕方ない面もあると考えている。
かつての日本は、“個” を重んずる考え方はなかったんじゃないの?

武家社会の「家督を守る」
などという考え方は、明らかに
“公” が “個” を上回っているんじゃないかなぁ。。

というか、
そもそも日本の風土として、
“個” という考え方があったのかどうかも怪しい。

じゃあ、これが、
全くの不幸だったの?というと、
それは、現在の価値観でモノを見過ぎているような気もするんです。


もう一つの本から、言葉を引用します。

『幸せになる勇気』(岸見一郎著)に書かれているセリフです。

「幸福なる生を手に入れるために「わたし」は消えてなくなるべきなのです」


幸せになる勇気.jpg


なんと。。。
「“わたし” (個)は消えてなくなるべき」だという。。。

究極の “公的成功” は、
“わたし”がない状態なのかもしれない。。。

仏教で言う “無我” ってやつ??


そうね。

最初から、公に奉ずることを求めていたのが、
かつての日本だったのかもしれない。
それが “幸せのかたち” だったのかもしれない。

今は、時代が進んで、
西洋的なモノの見方が加わって、
“個” を尊ぶ時代になのかな?

だけど、やっぱり思うのです。

“個” は社会と不可分だよ、と。
社会と切り離された “個” など、あり得ない。

人は、社会の中で “役割” を演じることで初めて、
“個” を形成出来る、とも言える。

うーん。。。
かつての日本のような “しあわせの形” が良いとは思わない。
が、全くの不正解でもないと思う。
組織を優先して考える人は、今現在でも居るし、
最終的には、そうあるべきと『幸せになる勇気』に
その一端が書いてあるように思っている。

だけど、
『7つの習慣』の言うように、
“私的成功” から “公的成功” の順で、成し遂げていくことが、
きっと、より多くの人々にとって、
幸せをもたらすのかもしれないよな。。。

“組織社会” と “個” の
マッチング?
が、現在社会に問われているような、
気がするのです。

今日も耳を傾けていきます。^^

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