昨日、一昨日と、
人の言うことに耳を傾ける際に、
“笑顔”が大事だと申し上げました。
今日は、もう一つ大事だと思っていることについて、書きたいと思います。
それは“沈黙”です。
コレは、すごく大事。
そう気付くのに、
ちょっと時間がかかった。
そう気付いたキッカケになった出来事がある。
今日は、それについて書こうと思う。
〜〜〜
ある晩、仕事でトラブル発生
それがメールで連絡されてきました。
既に帰宅し、どうにも出来ない私。
残業していたA君が対応してくれるた。
翌朝、気もそぞろに出社。
対応してくれたA君に、
トラブルが、どうなったか早く聞きたい!
出社して一目散にそのA社員の元へ。
「昨日の◯◯の件、どうだった?」
「あぁ、それは△△で、、、」
と、説明してくれるA君。
あー。。。
でも、自分の聞きたいポイントは、
そこじゃないんだよなー。
そうじゃない。
「そこじゃなくて◯◯のこと聞きたいんだけど」
と、質問したくなった。
その時、
コーチングで学んだ“傾聴”を思い出した。
『いやいや。自分の言いたいこと、訊きたいことを、一旦傍に置いて、
相手の伝えたいことを、キチンと聴こう』
そう思って、
“沈黙”を続けて聴き続けた。
すると、
さっきまで、
“関係ない”と思っていたA君の話は、
トラブルの前提となる重要な要素の話だった。
聴き続けるうちに、自分が訊きたかった話を自然と話してくれた。
そればかりか、私の知らない事情まで教えてくれて、
今後、打つべき手まで教えてくれた。。。
〜〜〜
私、
その時、
ようやく分かったんです。
自分が質問することで、
相手の話す領域を、狭めていたんだって。
どんな質問でも、
相手の思考範囲を限定してしまっている。
自分の想定している質問はとても狭く、
クライアントの思考範囲は、
自分に想定出来ないほど広いんだって。
そう気付いたんです。
「あなたの言っていることを全部受け止める」
そう言うメッセージ付きの“沈黙”
どんなに優秀な質問より、
ずっと相手の本音を
引き出せると、
そう思っている。