趣味はいろいろあるけれど、大体5~6年経ったころに
楽しかったはずのものが義務感みたいに感じられて
徐々に遠ざかるのが自分のパターン (;^ω^)
山登りだけはなんとか30年以上続いているけれど
それだって「登り続けなきゃ、体が衰えるから」という
強迫観念みたいなものから抜け出せないでいる
「デッサン」も5~6年くらいで徐々に遠ざかって行った趣味の一つ。
自分としては珍しく「静」的なアクティビティなんだけど
かなり夢中になってた時期があった
それまでは仕事でイライラしたり疲れをとるのに
山に登ってとことん身体を追い込むことで
カタルシスを得るという方法をとっていた自分にとって、
静かに画用紙に向かい、鉛筆を走らせることで
自分の心の安定を得るということが新しい発見だった
そしてさらに気づいたのは
デッサンは「筋トレ」であるということ
「筋トレ」の効果として感じたのは…
①対象をありのままに「観る」力をつけるということ
②観たものを自分の表現方法で画用紙に描き出す力
この2つの力は、特段の才能があるわけではない自分にとって
コツコツと積み上げていく「筋トレ」で身につけていくのだけれど
この「筋トレ」がメチャクチャ楽しかった
いろいろなモチーフを描き上げていくたびに、力がついていくのがわかる
さらに環境がよかった
デッサンの教室は、美大・芸大の予備校の社会人講座
受験生と社会人が一緒のアトリエでイーゼルを並べているため
いい刺激をいっぱい貰うことができた
でも5年ほどたつと、上達度がプラトー状態となり
そこを越えれば、また新たな世界が広がるであろう時期に
仕事が忙しかったりを理由に、徐々に遠ざかってしまった
でも今、以前描いたデッサンを引っ張り出してみると
そのときの「筋トレ」の記憶がよみがえる。
忙しい今こそ、デッサンのようなの時間が必要なのかもしれないと感じる
「対象をありのままに観る」
「観たものを自分の方法で描き出す」
生活にも、仕事にも活かされる力かもしれない
今は時間がないけど、落ち着いたらもう一度教室に通ってみたい