【基本編】「トレース」ってなに?

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私含め、多くの方が出品しているIllustratorを使用した「トレース」
具体的にどういう作業なのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「トレース」とは簡単に言うと、「なぞり描き」のことです。
もう少し細かく言うと、下絵をイラストレーターのペンツールでなぞり、ベクター形式のデータで描き起こすことを言います。

▽ ベクター形式についてはこちらの記事でも書いてます。▽

下絵になるものは、基本的になんでもOKです。
jpegやpngといった画像データはもちろん、PDFやスクショなど。
イラレのレイヤー上に配置できれば問題ありません。
注意点としては、下絵はなるべく画質が良いものを選んだ方が仕上がりも綺麗です。

では、実際にご依頼いただいたロゴ制作の案件で見てみましょう。
いただいたデータは手描きのラフ画像です。(掲載許可は頂いています。)
スクリーンショット 2023-01-07 13.41.43.png

こちらの画像をイラレに配置します。
スクリーンショット 2023-01-07 13.44.12.png

ペンツールを選択して、ひたすらなぞります。
※実際はレイヤーを触ったり、画像のサイズを調整したり細々とした作業がありますが、ここでは割愛します。

どこをなぞったか分かりやすくするために、マゼンタ色でなぞります。(何色でも◎)
全て描き終えてから、まとめて黒にします。
スクリーンショット 2023-01-07 13.49.34.png


完成形がこちら。
スクリーンショット 2023-01-07 13.51.48.png
” THE・デジタル" みたいな絵が出来ました。
このデータがあれば、名刺やグッズなどを作ることができます。

実際描くときは、ただそのままなぞれば良い、と言うわけではなく
手描きだと、どうしても生じてしまう歪みであったり左右差など、全体的なバランスも調整します。
(ぱっと見ではわからないかもしれないですが、、、)
線の太さであったり、カラーがあるときは色味であったり、微調整が実は時間がかかったりします。

描き終えたら、イラレ上にあるラフ画像のデータは削除して、保存すればokです*

以上が「トレース」の作業内容となります。
ざっくりとした説明でしたが、伝わりましたでしょうか。。。?

一見簡単そうだけど、実は手間も時間もかかる。
でも綺麗なイラストが完成した時はすごく達成感があって、私は好きなお仕事です^^

出品ページにも色々と載せてますので、よろしければご覧ください*

ではまた更新します!

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