老けない脳をつくるトレーニング

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コラム

前頭前野は分析的思考や客観的思考を行う場所です。
ここがうまく働いていれば、目先の損得に惑わされず、長い目で見た時の得を選びとることができ、社会経済的地位も高くなることがわかっています。


何らかの衝動を押し殺したり、
やむえず状況に合わせたりするという状態であれば、一応前頭前野は働いてると考えられます。


前頭前野が衰えていない人は、普段から「自分はこう思う」「こうに決まっている」といった固定化された通念や常識、偏見をうのみにせず、常に事実やデータを基に合理的思考や客観的思考を巡らせている人だと言えるでしょう。


ということは、日常的に合理的思考、客観的思考ができるようなクセをつけておく、あるいはそうせざるを得ない状況に身を置いておくと、前頭前野は鍛えられ、衰えを抑制することが期待できる可能性があります。
前頭前野の働きが保たれていると、前頭前野の重要な機能である「メタ認知」を使うことができます。


メタ認知とは、自分自身を客観的に認知する能力のことです。
もう少し詳しく説明をすると、「自分が××をしているとわかっている」「自分がこういう気持ちでいることを自覚している」
ということです。


「私は今こういう状態だが、本当にこれでいいのか?」
と問いかけることができるのは前頭前野が働いているからであり、メタ認知が機能しているからなのです。

常に自分を客観的に見る習慣をつけ、メタ認知を働かせることが、前頭前野を鍛えることにつながります。


いつも予定がいっぱいで忙しく過ごしているよりも、自分を振り返る余裕を持つことの方が、前頭前野を鍛えるためには大切なとと言えるでしょう。
それでは毎日の生活の中で、どのようなことを心がけるといいのかを見てみましょう。

・慣れていることをやめて新しい体験をする
・いつもと違う道順で歩く
・いつものメニューやいつもの店を変えてみる
・不安定、過酷な環境に身を置く
・絶対に読まない本、関心のない本を手に取る

今日の最高の一冊は、中野信子著
【人は、なぜ他人を許せないのか】からの引用です。

さぁ皆さんは何からはじめてみますか。
今日からはじめられることはありますか。
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