現役高校教師/習慣化サポーターのこもりです。
4月になり、新学期が始まりました。
学校では、年度当初に学年集会をよく行います。
そこでは担任から、学年目標や、1年間どのように過ごしてほしいかという話をしています。
今回は、今年の学年集会で私が話した「インサイド・アウト」という考えについてご紹介します。
前回のブログはこちら↓
インサイド・アウト、聞いたことがある方もいるかと思います。
これは、世界的ベストセラーである「7つの習慣」に登場する言葉ですね。
より良い人生を送るために必要な7つの習慣。
その土台となる考え方が「インサイド・アウト」になります。
すべてを話すとかなりボリュームが多くなるので、私が最も大切だと思った部分だけご紹介します。
インサイド・アウトとは、「中から外へ」という意味です。
そして、反対にアウトサイド・インが「外から内へ」という意味です。
これだけでは意味がわからないと思うので、1つの例を出しましょう。
ある日、あなたは友人から突然、悪口を言われました。
さて、あなたはどのようなことを考えますか?
「何でそんなひどいことを言うんだよ」と傷付くでしょうか?
それとも「ふざけるな!お前だって……!」と怒って言い返すでしょうか?
「傷付く」「怒る」などの感情は、誰しもが当たり前に抱くものです。
しかし、ここでわかってほしいのは
「そのような感情になることを選択したのは、あなた自身」
だということです。
悪口を言われたからといって、「傷付かないといけない」訳ではありません。
悪口を言われたからといって、「怒って言い返さないといけない」訳でもありません。
あなたが、「悪口を言われた」という“刺激”に対して、とっさに“反応”したのです。
このように、外部からの刺激に対して、つい反応してしまうことを「アウトサイド・イン(外から内へ)」と言います。
アウトサイド・インばかりだと、あなたは外部の刺激によって気持ちが揺れ動かされ、常に周りの環境に左右されてしまう人生を送ることになります。
では、どうすればいいでしょうか?
悪口を言ってくる友人を、悪口を言わないような人に変えればいいでしょうか?
……そんなことは不可能ですよね。
他人の気持ち、世界情勢、天気など、世の中には「自分の力ではどうすることもできないこと」がたくさんあります。
そんなことにいくら時間を使って悩んでも、何も前には進みません。
どうせなら「自分の力で変えられること」に力を入れるべきですよね。
では、「自分の力で変えられること」とは何でしょうか。
それが「自分自身」です。
他人を変えることはできませんが、自分自身の行動を変えることはできます。
自分が変わることで、他人の行動も変えることができるかもしれません。
この考え方を「インサイド・アウト(内から外へ)」と言います。
現状の課題に対して、外部に原因があると思ってしまうと、それ以上前に進むことはできません。
しかし、「常に原因は自分にある」と思えばどうでしょうか?
自分のことなら、心掛け次第で変えられます。
原因が自分にあるのであれば、解決に向けて動くこともできるはずです。
この考えは、私自身も常に自分に言い聞かせている考えになります。
このブログを読んでくださった方の人生が、より良い方向に向かうためのヒントになれば幸いです。
今年度もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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