コンサルティング会社に転職して

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ビジネス・マーケティング
(ひとりごとです)

コンサルティング会社に転職して本当に良かったと思います。


仕事観や物事の考え方が変わりました。
自分の強みを生かせる領域も明確に見極めることができました。

まだまだ吸収できることはありますし、チャレンジできる環境にあります。
ファームが進化し続けていることが非常に魅力的です。


転職を決意した理由

僕は、前職ではずっと営業しか経験してなかったので、将来に対する漠然とした不安やコンプレックスがありました。

そんな状況を少しでも環境を変えたいと思い、若いうちにできるだけ多くの経験量を積み上げて、その中で何か自分に合ったものを見つけたい、と考えていました。

比較的短いサイクルでプロジェクトを経験できるコンサルティングファームで、成功体験と失敗体験を繰り返して、様々な業種・業態・プロジェクトを通して、知識レベルの底上げができるのではないか、と考えてました。


また、これまで散々、上司からは「考えが浅い」とか「もっと考えろ・考えろ」と、言われ続けてきました。

一生懸命考えていても、ズレていることはなんとなく分かっているものの、考え方は誰も体系立てて教えてくれなかったこともあり、「考え方の型」を学びたいと思いました。

「習うより慣れろ」

プロフェッショナルのコンサルタントからお手本を間近で見せていただき、吸収することが一番の近道だと考えました。




加えて、将来何か自分で事業をやりたいとぼんやりとした思いもあり、

大きな意思決定に関わる経験をしたい、多岐にわたるステークホルダや複雑な経営課題を俯瞰して最適な決断を下す、経営者の思考回路を疑似体験したい、と考えていました。

一番、近い存在がコンサルティングファームで会社経営を支援する仕事だと考え、魅力を感じていました。




実際に入社しての感想

まず「経験量」の観点から説明すると、


入社して8年間で、約50件ものプロジェクトを経験できました。

短期プロジェクトだと1ヶ月、中期プロジェクトだと半年〜1年くらいで、掛け持ちで複数件プロジェクトを並行して進めることもあり、かなり色々な業種に対して様々なプロジェクトタイプで支援してきました。

例えば、テーマ別には長期ビジョン策定、サステナビリティ方針策定、中期経営計画策定、事業戦略策定、M&A戦略策定、ビジネスDD、事業再生、コスト改善、ガバナンス設計など。




コンサルティングと一口いっても色々となサービスラインがあり、これまでのキャリアでは、入社当時は事業再生チーム、その後オペレーションチームへ移籍して、ここ数年間はストラテジーチームと、いくつものユニットを経験してきて、一番自分のスタイルに適合する場所を見つけてきました。




バリューの出し方もプロジェクトを通して学ばせていただくことが多く、今ではクライアントと伴走してファシリテーションや議論を通して、マネジメントの想いと現場の腹落ちを醸成するような潤滑油となる戦略策定支援のスタイルが合っていると感じ、今後もこのスタイルを貫いていきたいと考えています。




コンサルタントの仕事内容は多岐に渡るため、イメージと実態はかなり異なることが多いです。

働きながら見つけるということが重要だということが僕なりの考えです。ただし、ベースとなるコンサルの基礎力はどこのユニットでも求められます。基礎力をつけてからは、どういうタイプの仕事のやり方が自分に合っているか探していくチャンスはあると感じます。

コンサルティングファームでは、自分の可能性の幅が広がるという印象を持ちました。



次に、「スキル習得」の観点では、

イメージ通り、スキルを学ぶ環境としては非常に良い場所だと思います。

また、コンサルタントも常に学び続けて進化していくということがよくわかります。

最新トレンドに敏感にキャッチして、常に学習していく癖づけが重要だと身を持って感じました。


コンサルティングファーム内には様々な専門家が存在しています。グローバルのネットワークもシームレスにつながるインフラがあります。

充実しているものの、情報は自分で取りに行かないと何も得られないです。




自己成長を目指す人にはものすごくいい環境で成長を加速できますが、受け身でアクションに移せない人はそれなりで終わると思います。







さいごに、「経営視点」の観点では、

意思決定のサポートから、「経営はサイエンスとアートの両輪」。
この意味がよくわかりました。

左脳でロジカルに分析して考えを組み立てて、右脳の感覚で最終的な判断するようなバランスが重要であると学ばせていただいています。




企業は合理的にできているようで、感情で動く生き物です。

「言っていることは正しいんだけど面白くないんだよなぁ」とクライアントから言われたことがずっと気になってます。




突き詰めて考えて、感情を揺さぶる、ワクワクするようなインパクトのあるストーリーを作り上げることが重要だと思います。

コンサルタントとしても、個人のキャラクターや面白さを追求していくことが必要と感じます。

おそらく、同じことを言っても伝え方やその人のキャラクターで、まったく異なる印象になると思います。非常に興味深く、面白い仕事だと改めて認識しています。




さいごに

コンサルティングファームに転職して、イメージしていた以上にキャリアの幅が広がったと感じています。

内部の色々な専門家やネットワークからの学びもあるが、いちばんの学びはクライアントから学ばせていただいてます。


僕が大事にしている言葉は「自信」と「謙虚」です。



ひたすら学習しながらインプットとアウトプットを繰り返して、クライアントとの信頼関係を構築して、自分の顧客を複数つくることができたことは非常に嬉しいですし、おそらく、会社を辞めても中長期的に関係が継続できる顧客になっています。「自身」が身につきました。




一方で、いつまでも不完全であると客観的に自分を見つめ直し、謙虚な姿勢で真摯に仕事に向き合ってます。この感覚を学ばせていただきました。

常に最新のトレンドや知識を取り入れて自分の言葉に置き換えて、考えをアップデートしていくこと。常に限界を悟られてはいけず、「謙虚」に足りてないところを見極る、プロフェッショナルとしての姿勢を教えていただきました。




成長したいモチベーションのある方には非常に良い環境と感じています。
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