◆今回のお悩み◆
そんな突然、ウチの会社や店の”強み”って言われても・・・
普段から、そんなこと考えてないからわからない
こんな悩みを解決します。
✔ 本記事の内容
・自分ひとりで”強み”を考える難しさ
・適切な質問があると
・自分でできるアイデア出しのハウツー
✔ 本記事の信頼性
本記事を書いている私はコンサルティング歴19年です。小さな会社やお店の補助金のお手伝いをしていると、冒頭のお悩みを経営者から聞く機会が増えます。
補助金申請では必ずといって良いほど、自らの会社やお店の強みを聞かれます。「その強みを今回計画する取り組みで、どう活かすのか?」と。
とはいえ、この”強み”なかなか出てこないですよね。
今回は、会社やお店の強みを理解するポイントについてご紹介します。上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
☑ 自分ひとりで”強み”を考える難しさ
聞き役「じゃあ、御社の強みを教えてください」
経営者「え~と・・・ 美味しいってことかなぁ・・・」
聞き役「どのくらい美味しいのですか?
経営者「どのくらいって言われても、そんなんわからへんわ」
聞き役「・・・」
自分の良さ(強み)なんてこともわかんないのに、”会社やお店の強み”なんて。
自社や自店を客観的に評価することに慣れていないと、カンタンには出てきませんよね。
☑ 適切な質問があると
「美味しいことかな」という駅前の商店街に店を構える「定食中心の飲食店」
「昔からやってることぐらいかなぁ」という地域に地盤のある「建設業」
「たまたま取引先が贔屓にしてくれて」という切削加工を行う「製造業」
・・・などなど
御社の強みを教えてくださいと聞けば、概ねこのような返事が返ってきます。あなたの会社やお店だけではないので、ご安心ください。
ワタシ「あなたの会社やお店を利用するお客さんが居ますよね。そのお客さん、普段なんて言って利用されています?」
経営者「そりゃもちろん居るけど・・・ そうだなぁ~ なんて言ってるかな?」
ワタシ「普段のお客さんとの会話を思い起こして教えて欲しいんです。例えば、さっき来られた女性の方。あの方はどのくらいのお付き合いがありますか?」
経営者「え~と・・・ あの人は鈴木さんって言って、4~5年の付き合いがあるかなぁ。高校生なった娘さんがウチの店を気に入ってくれてて▲■※✕・・・」
このように自分だけで考えるより、ずっとカンタンに出てきそうな気がしませんか?
そうなんです、人と話をするとアタマの中が整理されていくので効果的です。
☑ 自分でできるアイデア出しのハウツー
とはいえ、小さな会社やお店ではそうそう都合良く、話相手を見つかる訳ではありません。
ということで、自分ひとりでできる方法。アイデア出しのノウハウをお伝えしますね。
1.家族や親戚、従業員などに聞いてみる
2.お客さんに聞いてみる
3.アンケートを取ってみる
同じような商品やサービスを扱う会社やお店が、世の中に溢れるなか。なぜかお客さんはあなたを選びました。
どうしてなんでしょう?
今回のテーマは「あなたの会社の”強み”」を知ることでした。
強みを理解したうえで、補助金の申請書に書けば、一貫性のある計画や取り組みとして評価が上がり、採択される確率が上がりそうです。
もちろんお客さんがあなたを選んだ理由を理解して、新しいお客さんに伝えるだけで、お客さんが増えそうな気もします。
わからなければ、あなたの”強み”を聞いてみる。
まずは「家族や親戚、従業員など」に。
ついで「お客さん」に直接、もしくはアンケート用紙で。
意外な理由にきっと驚かれるでしょう。
「あなたの会社の”強み”」を知るために人に聞いてみる。ぜひトライしてみてください。
さて、今回の記事「ウチの会社の”強み”って言われても・・・」はいかかでしたでしょうか。皆さんのお役に立てれば幸いです。
今回は以上です。