極端は中庸に戻される

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コラム
自然な生き方を好む方は、衣食住の要素をできるだけ人工的なものは避けたい傾向があると思います。それは大切なことですよね。

薬剤師の私も、数年に1回しか薬を摂りません。ワクチンも打ってません。そんな私が、いまから18年前に神様からガツンとされたことを分かち合いたいと思います。

製薬会社を退職してから(ここにもドラマがあるので、いつかの機会に書かせて頂きますね)、母の死、妊娠出産を機に中医学やホメオパシーなどホリスティック療法に没頭していくのですが、その頃は完全に西洋薬は人類の敵だと言わんばかりに、何があっても口にないと頑張っていしました。

二人目を妊娠した時も一人目と同様、大学病院で講師もされていたホメオパス助産師の方にお世話になり、無事に自宅で出産。


産後2週間ほど経ったある日、我が子がおっぱいを飲んでくれません。何が起きた!?

焦って、意地でもおっぱいを飲ませようと無理やり口に入れようとする私。
泣いて「これは私が欲しいおっぱいじゃない」と訴える我が子。
「いいから飲んで」としつこく迫る私。
口を真一文字にして意地でも飲もうとしない我が子。
・・・

そんな攻防の中、張っていたおっぱいは見る見るしぼみ、粉ミルクを飲ませることに。牛のお乳で娘を育てるなんて・・・(T_T)
こんな緊急事態でもなかなか受け入れることができませんでした。

「私が欲しかったのはこれだ」と言わんばかりの、この上ない幸せそうな顔をして哺乳瓶を飲み干す娘と、自分の手に我が子を抱いて、旦那さんが愛おしそうにミルクを与えている幸せそうな絵図に対し、母乳をあきらめた敗北感漂う私。今思い出しても苦笑します。

既にホメオパスになっていた私は、考えうるレメディーを摂り、医者に行っても何が処方されるかも想像がついていたので、頑なに受診もしませんでした(良い子はマネしないでください(*^^*))。

3日間40度超えの熱が続き、さすが助産師さんからも今日中に受診しなさいとお叱りを受け、抱きかかえられるように提携先の助産院へ。

「あ、典型的なしょう紅熱だね。」とドクター。
「普通はこうなる前に薬で抑えるから、こんな教科書通りの症状が出てる人、久しぶりに見た」と言われました。
(ここまで放置できた私をほめられた気分。ドクターはほめてない(笑))

ずっと添い寝してたのに娘に移らなかったなんて奇跡!(生後6か月未満は母親からの免疫が残っているので感染はまれだそうです)。

神様ありがとう。


溶連菌を殺す目的と合併症(急性腎炎、まれにリウマチ熱)を防ぐため、通常抗生剤を5~14日間処方されるのですが、私は腎炎にはならないので大丈夫ですと根拠のない自信を告げ、2日分だけ処方していただきました。
(こんなにわがままな患者を受け入れてくださった先生には感謝しかございません)

「こうなるってことは、今の私には目の前の薬が必要なんだ。抗生剤さん、よろしくお願いします。」

その後、私に何が起きたか。
抗生剤1回分を飲んで30分ほどで劇的に回復したという事実。

粉ミルクに続いての敗北感。というか、神様に頭をガツンとされた気分でした。

今でもその時の抗生剤が効いたのか、レメディが良かったのか、私の体が頑張ってくれたお陰なのかは分からないです(きっと全部です)。が、

私が薬を受け入れたタイミングで回復したという事実があります。

あのまま頑なに受診を拒んでいたら、もっと痛手を被るような大事になって、そこで初めて自分の頑なさに気付くという世界線もあったと思います。

正義感が強く、こうあるべきという癖がある方ほど、極端に走る傾向があります(かつての私そのもの)が、そういう固さがあるほど角をとるための出来事が起こります。

自分がこだわってきたこと、しがみついてきたことに強制終了がかかることもありますよね。

起きたことは全部必然。大丈夫です。
自分の成長のために起きてくれています。
成長したい魂さんが、ベストなタイミングで引き寄せてくれます。
ジャッジせず、ただただ流れに任せて受け入れると
良い方向に運ばれますよ。きっと(^^♪

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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