お酒を止めたほうがいいとわかっているのに、やめられないあなたへ

記事
コラム
飲み方がおかしいかもしれない…

やめた方がいいと
わかっているんだけどやめられない。

そんなあなたへ。



お酒を飲むと、意識を失うまで飲んでしまう。

お酒を飲むとつい飲みすぎてしまう。

仕事に遅刻したり、
休んでしまったりが頻繁になっている。

毎晩、一杯だけと思って飲むんだけど…
一杯で止まったためしがない。

家族に、医者に、
お酒を減らすように言われ続けてる。
でも減らせない。

休肝日を設けようとしてもできない。
夕方になるとどうしても飲みたくなる。



こんなことで悩んでいませんか?



わたしの場合は、

日暮れ時になると無性に飲みたくなって
2本だけと決めて、
父の瓶入り酎ハイをかすめとって飲む。

もっと飲みたくなり、
それ以上飲むと父にばれるから、
酒屋に買いに行く。

酎ハイでは酔いが足らないので、
ウオッカやジンをジュースと一緒に買う。

飲みながら、なんかおかしい、
と思っているんだけど飲み続ける。

いつの間にか意識を失って昏倒している。
目が覚めると、えらい二日酔い。

またやってしまった、と思いながらも、
また一日が過ぎて
夕方になると同じことを繰り返す。

このようなことを、
高校生の時はずっとやっていました。

当時、酔っぱらうと日記を書いていました。

その日にあったことではなく、
その時の氣持ちを書いていました。

わたしはなんのために
生きているんだろう?

なにを目的に生きればいいんだろう?

だれもわたしの氣もちをわかってもらえない。


酔いが進み、最後の方には

「お酒が止められない、どうしよう、
誰か助けて」
とミミズのような文字で、書いていました。

空虚感を常に感じ、
強烈な孤独感がありました。



わたしは、自分のお酒の飲み方が
おかしいことに氣づいたとき、
誰にも相談できませんでした。

まだ高校生だったのもありましたが、
どこに相談していいのかが
わかりませんでした。

当時は、
インターネットもありませんでしたし、
お酒の問題に関する情報を
人に知られずに調べる方法が
ありませんでした。

なので、手が震え始めて、
やっと親に話すことができました。

最初は総合病院に。
受付で相談して心療内科へ。

そこではお酒のことは診れない
ということで、
専門科のある病院を紹介され、
アルコール依存症の診断がおりました。

18歳。アルコール依存症と診断されて、
診察のその場で断酒会を
紹介されたたときに、
わたしから出たひとこと。

「お酒をやめなきゃいけないんでしょ。嫌です。」

わたしは、その時、
これから外飲みしたりして
お酒を楽しめるようになるのに、

なんで今やめなくてはいけないの?
と思っていました。

わたしが知りたかったのは、
お酒をコントロールして楽しく飲む方法。
やめる方法ではなかったんです。



なんでそこまでして飲みたいの?
アルコール依存症の診断が出たんでしょ?
と言いたくなりますよね?

周りからは全く理解されません。
理解不能です。

依存症は否認の病氣と言われます。
病氣であることを認めない。

そう言われます。

確かに病氣であることを認めませんでした。

当時の主治医から、
治らない病であることや
飲み続けるとどうなるかの説明が
なぜかなかったのもありましたが。

まあ、それは後付け理由です。

飲むのを止めたくない理由はなんだったか?

外飲みして、
お酒を楽しんでいろいろな人と交流したい。

バーとか行ってみたい。

当時はぼんやりとそう考えていただけでした。

今振り返ると、
本当のやめたくなかった理由は

「自分の本心を見たくなかった、
知りたくなかった」

ここにつきます。



じゃあなぜ、
本心を知りたくなかったのか?

知ってしまうと、
辛すぎて死んでしまうから。

知ることで、
見たくなかった現実に
直面することになるから。


中学生でお酒の飲み方が
依存症の飲み方だったわたし。

6年間いじめられた小学校時代。
自殺未遂までしたけど、
親に言えなかった。
母に心配をかけたくなかった。

親にも、先生にも、いじめっ子にも、
本当はいじめを止めてと言いたかった。
でも言えなかった。

家では父がお酒を飲むと暴力をふるう。
誰にも言えなかった。
言ってはいけないことだと思っていた。

辛くて苦しい自分の氣持ちを感じてしまと、
生きるのが苦しくてできなくなる。

それで感情を感じないために
自分で封印したんです。

でも、苦しくて、何とか楽になりたい。

お酒を飲んでみたら、
その時だけ氣持ちが解放された感じがした。

だから、飲み続けるようになった。

飲まないと苦しくて、生きるのが嫌になる。
死にたくなる。
だから、そこから逃げるために飲む。




これが、自助グループで氣づいた、
お酒をやめたくなかった理由。

ひとりでは氣づけませんでした。

お酒をやめることの出来ている、
同じ病氣の仲間と話をして、
自分の感情を見ることができるようになって、
初めてわかりました。

お酒を飲むことは、わたしにとっては、
必死で模索した、自分を守り、
生き延びるための方法だったのです。


あなたは、
止めなければいけないとわかっているのに、
なぜ、お酒をのんでしまうのですか?

自分一人ではわからないのであれば、

よかったら、
アルコール依存症回復者の
わたしとお話ししてみませんか?






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