Baby、小児の訪問看護

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訪問看護は、高齢者や、成人が対象というわけではありません。

0歳から高齢者まで、幅広い年齢層の在宅療養者が対象です。


持っておられる疾患も様々です。



最近、日本でもまだ症例数が少ない疾患の訪問看護の依頼がありました。


もちろん今までか変わったことがない疾患です。

在宅医も初めてとのこと。

しかし、勉強しながら訪問看護を開始することになりました。


また、腹膜透析をされている療養者さんも、

当ステーションでは初めての利用者となり、今順調にケアに入ることができています。



「知らないから」「見たことないから」で、お断りすることはありません。


勉強させてもらいながらお世話することになります。


おうちに帰ってこれるくらいなので、ある程度症状は安定していると思われるし、

退院した日から家族との生活が始まるわけですから、


在宅で見れないことはないと思っています。



赤ちゃんや、小児の訪問看護もしかりです。


もちろん、成人よりも難しいところはあります。


使う医療物品は小さくて細かいし、体や、それぞれのパーツも小さいので、

デリケートに扱う必要があるのは確かです。

でも、在宅で見れることができると判断されて退院してきたのです。


小児看護の経験が病院でなかったといえど、勉強しながら見ていくことはできます。


小児の難しいところはそんなところではないのです。



赤ちゃんや小児の基本的なお世話は家族、特にママが中心となっていることが多いので、


ママとの関係性がとても重要になってきます。

ここが一番難しいのです。





基本ママは、自分の子供のことは知りつくしていて、医療機器の取り扱いも完ぺきにマスターしています。


何やったら、看護師よりも上手に使えることが多いし、自信を持っています。


なので、ママのやり方を尊重し、こちらのやり方を押し付けないことは、

成人のケアよりも気を使います。



そのママとの関係性がうまくいかなかったら、


訪問看護の時間は、看護師にとってとても苦痛な時間になったりします。


先ほども言ったように、

ママたちは自分の子供のケアは完ぺきにできるので、


あえて訪問看護師を使ってケアをしてもらう必要はないのです。

看護師といえど、他人に、大事な我が子の医療処置をしてもらって、
何かあったら困るから!



全く何もさせてもらえないこともあったりします。

要は看護師を信頼していないのでしょうね。



『何かあったときにすぐに、病院に連絡してもらいたい』から

そのためだけに訪問看護を使うということのようです。


しかし、そんなに「何かあったとき」は訪れることはありません。


仕方なく使っている…ということがあからさまにわかる感じのママだと、


何もさせてもらうことのできない、ただただ状態観察のみの

小児やベビーの訪問看護は、ちょっと辛かったりします・・・。


子供ちゃんは、かわいいんですけどね・・・。





また、ママの気分転換の時間の確保のために、
訪問看護師でケアをしてもらい、その間に買い物に行くとか一人の時間を作る

という、使い方をされる人もいます。


この場合は先ほどと違って、ママは看護師を比較的信頼してくれているので、

少し気分がマシです。


長時間訪問看護加算を取り、2時間程度の子供の見守りは、

違った意味で体力勝負なところもあります。


見守りといっても様々で、

吸引などの処置に追われることもあれば、


成長発達に応じた遊びをすることもあり、


看護師でありながら保育士さんのようなかかわりをすることもあります。



自分の子供が小さかったときのことを思い出しながら、

一緒に遊んだりするのは楽しいですが、

一応仕事ですので、寝転がったり、お菓子を食べたり・・など

リラックスすることはできません。


いろんな意味でつかれますwwww



それでも、ママからの信頼を得て、見守りさせて頂くのは、


信頼されていない状態での短時間の訪問よりも

ずっと気分はラクですよwww。



赤ちゃんから、高齢者まで、


生きていくために看護が必要な小児もいれば、


安らかな死を迎えるために看護が必要な人もいる。



病院では、小児は小児科、

成人や高齢者は、疾患によって病棟がわけられますが、

訪問看護は様々な年齢層や、疾患の方を一つのステーションで見ていくので、

幅広い知識や技術がある程度は必要です。


でも、


何もかも最初からできる看護師は誰一人いません。


みんな、勉強しながらできるようになって行くのです。



珍しい疾患の人も、腹膜透析の人も、


そうやって見ていくのです。



お世話していく中で看護師も成長し、

それがステーションの武器になる。


いつでも、いつまでも成長できるって、すごくないですか?


だから訪問看護ってやめられないんですよね、面白すぎて、楽しすぎて。






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