財閥倉庫で出世する人の割合とその年齢
出世する人は総合職のみですが、下表の割合・年齢となっております。
財閥倉庫では、総合職は将来の幹部候補として採用されます。
そして、次長クラスまでは大方年功序列で出世していきます。
世間一般の企業では、課長、次長と聞くと競争を勝ち抜いた人と思われますが、財閥倉庫では単にそれぐらいの年齢になったという認識の方が強いです。
部長以上となると、そのポジションに就ける人とそうでない人が別れていきます。
なお、多少出世の年齢に幅がありますが、会社からの評価だけでなく、ポジションの空き具合などの状況にも左右されます。
財閥倉庫の出世コース
リクルートは採用が大事であるから人事に一番優秀な人を配属するというのは有名な話ですが、財閥倉庫では出世コースがあるのでしょうか。
まず、ここでは出世の定義を、取締役まで昇ることとします。
結論から申し上げますと、残念ながら明確な出世コースというのはございません。
裏を返せば、倉庫、不動産、営業、経理、どの部門に在籍していても出世する可能性があります。
なぜなら、取締役クラスは、それぞれに担当部門があります。
例えば、経理・人事・総務といった直接お客さんと接する機会の少ない部門の担当の取締役、不動産担当の取締役、営業担当の取締役等となっております。
担当する部門は、過去に在籍した部門となることが多いため、どの部門所属している人でも出世することができます。
つまり、近しい業務を担当している人の中で、1,2を争うような評価を受ければ良いのです。
総務部にいるから出世できそうとか、営業だから出世できなさそうとかはございません。
財閥倉庫で出世する人の特徴3選
まず、財閥倉庫で出世する人の特徴は、一般的な日系企業で出世する人の特徴と大きな違いはありませんが、共通する特徴が3つありました。
①上司に好かれている
②お客さん・協力会社・部下との揉め事がない
③プレーヤーとしてもマネージャーとしても仕事ができる
強いて、特徴を挙げるとするならば、仕事の能力よりも、人間関係の構築に強みをもった方が出世されている印象です。
なぜならば、財閥倉庫の仕事は、他の業界と比較して、成果を数値で表すことが難しいからです。
売れ行き商品を開発したり、営業力を駆使してお客さんを増やしたりと言った成果に差が付く仕事が多くありません。
確かに、倉庫の所長であれば、各倉庫ごとに売上や利益といった数値を向上させたかという視点で評価されます。
しかし、倉庫のスペックや立地もお客さんも異なるため、他の所長と優秀さを比較することは難しいです。
また、営業であれば、新規の顧客をどれくらい獲得したかという視点で評価されます。
しかし、既存顧客の対応が主な仕事であり、かつ、営業の人数は各地域で数名と少なく、地域ごとにお客さんの物流規模も、他社倉庫の料金相場も異なるため、倉庫の所長と同様で比較することが難しいです。
だからこそ、上司を中心とした周囲の人と良好な関係を築いているかが大事なポイントになります。
①上司に好かれている
就活生の皆さんにとっては意外かもしれませんが、出世する人を決めるのは、人だからです。
同じ能力の部下で、馬の合う部下とそうでない部下であれば、間違いなく前者を出世させますよね。
皆さんが級長や、部活のキャプテンを決める時のことを想像してみて下さい。
人の考えは感情に左右されるのです。
②お客さん・協力会社・部下と揉め事がない
前述しましたが、財閥倉庫の仕事で優秀さを測ることは難しいです。
しかしながら、揉め事を起こして、上司が仲裁に入るようなケースでは、評価を下げてしまいます。
お客さんとの揉め事は、失敗を繰り返したり、失敗をした際の対応が悪かったりすることが主な原因です。
そういったケースでは、お客さんが別の倉庫会社の起用を検討することに繋がるため、非常にデリケートです。
また、協力会社や部下との揉め事は、トップダウンで主張を通そうとすることが主な原因です。
勿論、揉め事は、喧嘩両成敗で相手方にも原因はありますが、繰り返し起こるようだと当人にも原因があると考えられてしまいます。
上司から好かれることに加えて、お客さん等の周囲の人からも好かれていなければなりません。
周囲の方との良好な人間関係の築き方については、下記の記事で解説しております。
③プレーヤーとしてもマネージャーとしても仕事ができる
仕事ができるというのは、部長以上を目指すか否かで基準が異なります。
次長に慣れれば御の字と考えていらっしゃる方は、上司、部下、お客さん、協力会社と良好な人間関係を維持していくためのレベルが求められます。
やはり、以下の能力が最低限備わっている必要があります。
✓コミュニケーション能力
相手の考えを理解したり、自身の考えを分かりやすく伝えること
✓事務処理能力
与えられた仕事をそつなく行うこと
言っていることを理解してくれない人、言いたいことが良く分からない人、与えられた仕事ができない人に対しては、少なからずストレスが溜まってしまいますよね。
そういった相手にストレスを与えないレベルで仕事ができれば良いです。
部長以上を目指したいという志の高い方は、上記に加えて以下が求められます。
✓統率力
→立場の異なる大勢の部下や協力会社を正しい方向に導き、お客さんにサービスを提供すること
✓思考力
→課題を解決したり、部署が目指すべき方向性を決めること
よく言われる仕事のできる人というイメージです。
最後に
財閥倉庫の出世についてご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。
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