【農地】田舎で農地を取得することについて

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田舎暮らしといえば、
庭付きの戸建てで家庭菜園を楽しむ
家庭菜園で作った無農薬野菜で食事を楽しむ
なんて理想をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、農地を取得することは良い面だけではありません。
田舎で農地を取得することについて、メリットとデメリットをお伝えします。

1.農地取得のメリット

1-1.自給自足の生活ができる

県外の方から東かがわ市への移住相談が増えた理由のひとつです。
災害が増えたり、コロナの心配があったりという中で
食への安心を確保するため、自給自足を考える方が増えています。

1-2.農業を通じて仲間ができる

田舎の農家さん同士のつながりは強いと感じます。
先輩の農家さんが助けてくれたり
田舎では、兼業農家さんも多いので
幅広く地元の方々と出会えるキッカケ作りができます。

2.農地取得のデメリット

2-1.取得手続きのハードルが高い

農地を取得するためには、農地法第3条許可をもらう必要があります。
この許可をもらうには、いくつか条件があるのですが
まず大前提となるのが、耕作面積が50アール(5,000㎡)以上になることです。
つまり、自宅のお庭で家庭菜園というレベルであれば面積が足りないんです。
耕作面積の下限面積は地域によって異なりますが(東かがわ市では4,000㎡以上)
基本的に、本気で農業をするという意気込みがないと
なかなか取得が難しくなります。
※地域によっては、空家に付随する農地であれば
下限面積が大幅に緩和されている場合もあります。
ホント、東かがわ市も早くこの条例作ってほしい(個人の感想です)

2-2.簡単に手放せない

上記の通り、取得手続きのハードルが高いのが原因です。
耕作面積の要件をクリアしたとしても
設備は何をもっているか(トラクターなど)
耕作者は農業にどのくらい従事するか(農業をする日数など)
など、厳しく審査されます。
確かに、農地を取得したものの数年で耕作放棄地になってはいけませんもんね。
さらに、農地から宅地に転用したいと思っても
三年三作(三年間保有、三作耕作すること)しないと転用できません。
以上のことから、一度農地を取得すると簡単に手放せなくなります。

3.結論

移住者が農地を取得するのは覚悟が必要
移住者が農地を取得するということは
単に土地を購入するという物理的なものではなく
”新規就農”(農家になるということ)という
農地を購入できる資格を取得することが必要になります。
宅地のように、気に入った場所があったから購入するというわけにはいかず
その地に骨を埋めるくらいの覚悟が必要といえます。

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