見守るということ

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コラム
この場所に嫁いできてもう少しで2年になります。
同じ県内でも福島県は広いので、東の方と西の方では全然季節も文化も食べる物も全然異なります。

親の仕事の関係上、海岸近くに住んでいることがほぼだった自分にとっては、山側に住むことは未知の世界でした。

こうやって地元を離れて数年、山側の生活に慣れていくと、たまに海を見るととても懐かしく感じます。さほどの時間もたっていないのに。

この家で夫と夫の母と3人で暮らし始まり、初めて母が入院しました。
転倒し骨を折り、無事に退院してきました。

母は元気な人でなんでも自分でこなそうとします。
そして、自分に自信があり、決して自分を疑いません。
周りから見るととても達者な母に見えます。
何をやるにしてもそんな調子で、私と夫はいつもドキドキハラハラして行動を観察しております。

杖が必要になった今でも、自分でカートを押し、自由に買い物しようとします。少々不自由になった体ですから、他のお客からしたらちょっと邪魔っぽく行動してしまうのです。(^^;)

さすがに周りの人に怪我や迷惑をかけてはなりませんので、私たちはそばにいて、そのサポートをしますが、本人にあまり「あなたは迷惑かけてるの!!」とあからさまにわかるような行動にならないように気を付けながら良く観察しております。(^^;)

その人が一生懸命生きようと、頑張ろうとしているのに、それが無駄だと感じてしまうと少し悲しいので、その辺の加減が難しいですね。

本人が活きる力を損なわず、頑張ろうとする意志を大切にしながら、周りで心配していることをあまり気にしないでいられるようにサポートすることって本当に難しいです。

年齢が増すごとに、自分の体の力加減をコントロールしていくことが難しくなっていくことを母が見せてくれています。自分もいつかこうなっていくのだなと。
自分の意識と体の感覚が一致しなくなっていく時が来ることもよく理解できます。

そうなった時に、自分を見守ってくれる人がいるかどうかわかりませんが、今母がこうやって元気に生きる姿を見せてくれていることで自分のこれからを学べます。

可能な限り、自分の力で生きようとしてみますが、いつかそうやって見守られる時が来るのだと思います。
その時が来るまで、ちゃんと足腰鍛えて、真っすぐ歩けるようにしておきます。(^^;)
今でさえ、ふらふらしてるのに。(^^;)
皆さんもいつまでもお元気でいられるように足腰、怪我せぬよう、鍛えておきましょうね。(^_-)-☆




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