520.エステの超音波施術「HIFU」に要注意

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エステの超音波施術「HIFU」に要注意 顔面まひ、急性白内障の事故も

エステサロンや美容クリニックで「HIFU(ハイフ)」と呼ばれる超音波技術を応用した施術が行われることがあります。
この施術は専用の機器で超音波を顔に照射するもので、たるみやしわ、ほうれい線などの改善に効果があるとされています。



 一方、HIFUにより、顔の神経が傷ついてまひが起きるなどのトラブルが発生しているとして、消費者庁がX(旧ツイッター)などで注意を呼び掛けています。


30代女性が被害に遭うケースが多い
 消費者庁が国民生活センターと連携して事故情報を集める「事故情報データバンク」では、HIFUに関する事故情報が2022年12月までに135件登録されています。
近年は特にエステサロンでの施術の際に事故に遭うケースが増えているとのことです。



 事故の97%を女性が占めており、特に30代の女性が事故に遭うケースが多くなっています。
事故の7割が「顔」で、熱傷や皮膚障害のほか、顔の神経損傷によるまひ・しびれ、目の近くの施術により急性白内障などの事例が見られたということです。



 エステティック業界の主要団体は、自主基準によりHIFU施術を禁止していますが、消費者庁は団体に加盟しない店舗でHIFU施術が行われている可能性が考えられると指摘。調査で次のような実態が明らかになったと説明しています。


使用されている機器】
・医師のいないエステサロンなどでも美容クリニックと同程度の照射出力の高い機器が使用されている。
・機器の故障が把握できていないなど、信頼性の低い機器が使用されている。


【エステサロンなどの施術者・利用者へのアンケート】
・施術者に対する機器や施術の教育が十分ではない。
・施術の際の利用者への説明が十分ではない。
・利用者がHIFU施術のリスクを認識していない。
・利用者の約1割が施術後に痛みや違和感があった。

 HIFU施術は、超音波で皮下組織を高温に加熱するため、施術者が解剖学などの知識を持ち、機器の出力や照射方法を調整して施術しない場合、皮下の神経や血管などを損傷する恐れがあるということです。
エステサロンなどでの事故が目立つ一方、美容クリニックでの事故も起きていると指摘。


次のチェックポイントを確認するよう、呼び掛けています。
【施術を受けるにあたってのチェックポイント】
・使用する機器がどのようなものか、自分でも説明できますか?
・効果だけでなく、リスクや副作用などについても知り、納得しましたか?
・他の施術方法や選択肢の説明も受け、自分で選択しましたか?
・施術の費用や回数、解約条件などの契約内容について十分に理解できましたか?
・その施術は「今すぐ」必要ですか? 最後にもう一度、確認しましょう。


 消費者庁によると、「エステティック」や「美容医療」のうち、サービスの提供期間が1カ月を超え、かつ支払総額が5万円を超えるものは、特定商取引法において規定する特定継続的役務提供の対象だということです。


 このようなサービスについては、法定の契約書面を受け取った日を1日目として8日間は無条件で契約の解除(クーリング・オフ)を行うことができるとともに、クーリング・オフ期間の経過後であっても、残りの契約について中途解約を行うことができるといいます。


 消費者庁は、サービスでトラブルに遭ったときは、1人で悩まず、早めに最寄りの消費生活センターなどに相談するよう、呼び掛けています。また、施術によりけがをしたり、体が不調になったりした場合は、速やかに医療機関を受診するよう、求めています。


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