178 「まるで猫!」手触りの毛布やクッション、5時間で完売

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「まるで猫!」手触りの毛布やクッション、5時間で完売 開発経緯を聞いた



「まるで猫!」の手触りにこだわった毛布やクッションなどのシリーズ「猫Feel」が話題となっています。
手掛けたのは通販大手「ニッセン」(京都市南区)の猫好き社員たちで、10月19日の発売時は予約開始後、5時間ほどで完売。その後も「予約再開→即日完売」の人気ぶりです。
同社PR戦略室の担当者に開発経緯などを聞きました。
猫好き社員が発案




Q.「猫Feel」の開発経緯を教えてください。
担当者「『猫Feel』は、『ここち(心地)良さ・快適さ(Confortable)を感じていただける寝具を、心(こころ)を込めて』というコンセプトの寝具シリーズ『Coco Feel』の、この冬の新作として誕生しました。




2021年12月に実施した冬商材の企画会議で、肌触りの良さを追求する寝具シリーズである『Coco Feel』の企画案として、当時入社1年目の新入社員が『猫に触っていると癒やされるんです! ですが私は今飼える状況ではないので、猫カフェに通っているんですが、猫ちゃんはツンとしてなかなか触らせてもらえない(涙)』という切実な思いと、『同じように、触りたくても味わえない人や、猫アレルギーの人に、猫の肌触り・手触りを存分に感じてほしい!』という発案がきっかけで、製品化へと進みました。


商品開発においては、『猫をなでている手触り』をとにかく追求・研究しました。
まずは、企画担当者と、猫ちゃんと一緒に住んでいる社員とで、あるだけの素材サンプルに触れることから始めました。
どれが猫の毛並みの触り心地に似ていて、どれが気持ちよいか。
そこからのスタートで、納得できる素材選定に苦労しました」




Q.手触り以外にこだわったところを教えてください。
担当者「毛並みの表現と、色の再現にこだわりました。
ターゲットにした2種の猫『ロシアンブルー』と『スコティッシュフォールド』を何度も確認しながら、試作を重ねて『猫をなでている手触り』とともに、猫独特のまだらな感じも再現しました。
毛足に色を付けると単調な色調になります。
基布にバックプリントを採用して色を付け、まだらな毛並み感が出るように、優しい雰囲気の表現にこだわりました。
何度も染め直しにトライし、ミリ単位で染めの工程を決めました。
最終ジャッジは、普段の企画担当者ではなく、猫を飼っている社員に確認してもらい、Goサインをもらいました。
なお、敷パッド、毛布、ブランケットには、吸湿発熱わたを入れ、“猫を膝にのせている感じの暖かさ”も再現しています」




Q.ラインアップを教えてください。
担当者「現在のラインアップは4商品です。寝具としては、敷パッドと毛布。敷パッドは、シングル、セミダブル、ダブルの3サイズで、毛布はシングルとダブルです。ブランケットとクッションは1サイズのみでの展開です。
価格はブランケット1969円(税込み)などとなっています」




Q.ちなみに本物の猫は「猫フィール」にどう反応するのでしょうか。仲間のように思ってすり寄ったり、逆に反発したりといったことはあるのでしょうか。
担当者「実際にご購入いただいたお客さまからの反応では、一緒にお住まいの猫ちゃんに、毛布を奪われてしまった、などと気に入っていただけているようです。
本シリーズは、手触りを再現したもので、猫そのものを再現した商品ではありません。姿形を似せているのではありませんので、反発することはないと思われます」




Q. 10月19日の発売時、「5時間ほどで完売」とお聞きしましたが、その後の状況は。
担当者「このたびは、多くのお客さまにご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳なく思っています。
予想を上回る反響で、当初予定分が予約開始5時間ほどで、売り切れとなってしまいました。
現在、追加生産を急いでおりますが、品質を最優先すると、なかなか大量には販売できない状況です。
11月4日にも予約販売を再開しましたが、初日と同じく5時間程度で完売しています。
11月中に予約販売を再開する予定ですので、商品ページの『在庫を見る』にある『入荷お知らせメール』をご登録いただけますと、予約受付再開時にメールにてご連絡いたします。
ただ、寝具である敷パッドと毛布に関しては、冬商材ですので、11月中の予約販売(1月お届け予定)分で販売終了となります。
ブランケットとクッションに関しては、販売を継続します。
2023年春には、『猫Feel』の新作も販売予定ですので、ご期待ください」
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