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話すことは放すこと、と言われます。

なぜ言葉にすることで心が軽くなるのでしょう。


私自身、心がすさんでいる時は

話したところで何になる、言ったところで変わらない
だったら誰にも話さない方が楽…
と思っていました。

微妙に表現は違っていたとしても、そのように思っている方は多いのではないでしょうか。


その一方、話すことで気持ちを消化できることを身を持って知っていて、自然とやっている人たちもいます。
その方たちからしたら、

自分の中に籠って抱えていても状況は変わらない
話した方がラクになるし、整理もできる
客観的な意見も聴ける

という感覚を持ち合わせています。
というより、そこまで意識することもなく自然に話していると思います。


この違い、どこから来ているのでしょう


幼少期の家庭環境が影響しています。それが100%ではないですが、要因は大きなものです。

いまでこそ「毒親」「親ガチャ」という言葉も一般的になり、自分の生きづらさは親からきているのかも?と思う人も増えてきています。

自分自身の成育歴が、今の自分を作っているともいえます。


人は成長の過程で、家庭の中で親に守られながら社会性を学び、楽しいことや時にはつらいことや挫折を味わい、その時には家族に支えられることによって経験を学び、いずれ巣立っていきます。

社会に出てからも、家庭内で培ったものを自分の軸として、人と楽しさを共有し、また困難を乗り越えながらさらに成長していきます。


しかし、そのような支え・安心感の無い家庭で育てば、人を頼ることも出来ず(分からず)自分ひとりで解決するしか道はなくなります。自分で解決できるような力があればいいですが、力が無いほどに生きづらさを多く抱えた人生になってしまいます。

しかし、大人になった今
親を責めたところで、自分の過去は取り戻せません。そこが本当に口惜しいところですが、嘆いても嘆いても、どうにもならないところです。

とはいえ、これからの人生を自分で取り戻すことはできるのです。

過去のつらさを吐き出すことは、とても大切なことです。自分自身のルーツを知るということは苦しくもありますが、大変だった自分をいつくしむことでもあります。

でももし、いつかそこから抜け出られたのだとしたら、自分の力と人の助けを借りて、自分自身の人生を歩んでいけるようになります。

少しずつ自分の心の受け皿が広がってくれば、過去から形成された、自分のやりがちな癖や歪んだ受け取り方も認めて修正できるようになってきます。

と同時に、反比例するかのように生きづらさは減ってきます。

この段階までくると、話すことで自分がラクになることは身に染みて分かってきます。自然と話すことを選択するようになってきます。
人を頼れるようになってくるんですね。



そう書いたとしても、なかなかすぐに人に自分の内面を話すことって敷居が高いですよね。

だからこそ、会うこともない、なんなら1回限りで後くされのない、こういった場のやりとりもいいんじゃないかと思うのです。

モヤモヤするけどどうしていいかわからなかったり、相談したいけど相談相手がいなかったり
また深夜に話を聴いてもらいたいけど身近な人には連絡できる時間じゃないし、そもそもそんな相手もいない…

オンラインでの電話相談は、そういった方にとても合う、今の時代に必要なサービスなのではないかと思います。


ちょっとした愚痴吐きでもいいんです。
こんなうれしいことがあったという自慢話でもいいんです。
家を出るのが怖い。人と会いたくない、でも人恋しくて話したい…理由はなんでもいいんです。
心の中に湧き出た感情をスルーせず、話したい時にどんどん話していってもらえたらなと思います。















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