コミッションにおける「ノーショー」の問題

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こんにちは。『徒然なる世界』の管理人リュードです。
今回は少し意味深な話をしたいと思います。

こういうコミッションをしていると、
時折仕事の相談が来ることがあります。

最終的に契約まで持ち込むことができる話もあれば、
なんだかんだで白紙になってしまった話もあります。

それ自体は別にどうという話ではないのです。

仮に白紙になってしまったとしても、
最後まで依頼者と適切なやり取りが行われていたのであれば、

私としても納得して別の方の相談を受け付けることができます。

白紙になってしまったこと自体は残念な話ではありますが。

ですが、白紙に戻すとしても、
その戻し方に問題がある場合、

私としてはスッキリしない思いが残ってしまいます。

特に私が気にしていること。

それは、途中までいい感じに話が進んでいったにも関わらず、
途中で依頼者が音信不通になってしまい、

そこから先の話が進められなくなってしまうというケース。

これって、どうなのでしょう。

「無断キャンセル」とか
「ドタキャン」というものでしょうか。

止めるなら止めるで、
「こういう理由で止めさせてください」
という話があれば、

それなら仕方がないと思って諦めるか、
別の実現できそうな方法を提案するか、

そういう判断が私の方でもできるわけです。

出品者は仕事の相談が来た段階で、

「この仕事を受けたい」

そういう思いを前提に立たせて話をしています。

どれぐらいの期間であれば引き受けられるか。
報酬はどの程度で見積もりを出そうか。

そういう実利的なことを計算しながら、
依頼者と相談を続けています。

ですが、音信不通になってしまったら、
そういう話すらできなくなってしまいます。

お互いの意思のすり合わせができないまま、
事実上一方的に話を切られてしまう。

そうした対応をされてしまうと、

私としては、
「なんて無責任な人なんだ」
と思わざるを得ません。

飲食業界では、
いわゆる無断キャンセルやドタキャンのことを

「ノーショー」

と呼んでいるそうです。

以前ヤフーニュースで、
そのノーショー問題に言及した
某グルメジャーナリストの記事を読んだことがあり、

店を予約した時点で契約が成立している、
そういう観点で話を進められていました。

確かに飲食店では、
規模の大小はともかくとして、

予約を取るということは、
それだけ見込客が増える、
ということを意味します。

それが複数人の予約、
しかもコースメニューの予約であれば、
当然そのための食材調達や仕込み作業などが発生します。

それをなんの連絡も理由もなく、
勝手にキャンセルされてしまったらどうでしょう。

店としてはたまったものではありません。

食材費や仕込みにかかった費用など、
丸々赤字になってしまうからです。

確かにコミッションでは、
飲食店の予約と異なり、

実際に契約を締結するまで
金銭のやり取りは発生しません。

だから、というわけではないのでしょうし、
決して厳しいことを申し上げるつもりはないのですが、

ことコミッションにおいては、
このノーショーに対する意識が、
いくらか低いように私は感じるのです。

たとえ実際に契約を締結していなくても、

仕事の相談を持ち掛けた段階で、
その人の時間や思考を拘束している。

私も自分自身に対する戒めとして、
常にこのことを肝に銘じています。

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