誰も教えてくれない「FXの常識」①  「FX業者はストップ狩りをしている」のウソ

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マネー・副業
こんにちは、APです。
「誰も教えてくれないFXの常識」というタイトルで不定期にブログの連載を始めようと思います。
率直に申し上げて、FX関連のサイトで、正確な情報にたどり着くことはほぼ不可能です。
理由はいくつかあります。
①ベースとなる情報のほとんどは口座開設を誘因するアフィリエイターから発信されている。
②個人的体験に基づく主観的な情報が多すぎて、客観的に検証されている情報がほとんどない。
③これらの情報を収集した人々が二次的、三次的な情報を拡散する。
その結果、「冷静に考えたらそんなこと当り前」と言ってもいい根本的な知識のないままFXをトレードして結局儲からない! という個人投資家が後を絶ちません。
今回は③の部分に踏み込んでみましょう。

話は変わりますが、FX会社在籍時に多くのお客様と直接お会いしました。
会社側からお声がけして「ご意見を伺う」という形でお客様に会っていただくので、当然ながら直近の取引額の多いお客様がターゲットとなります。儲かっているお客様もいればそうでないお客様もいますが、取引内容を詳細に分析すれば「どんな話をすれば会話が弾むか」はほぼ確実に事前に予想ができました。

あるお客様のお話をします。その方をAさんとしましょう。
Aさんの直近の収益はかなりのプラスでした。
「実は、数年前に一度FXを辞めたんです」Aさんは話してくれました。「僕はもともとトレードが大好きですごく研究したんです。だからFXで困っている人にネットで頻繁にアドバイスをしました。」
「でも、あまりにFXが好きすぎて寝ても覚めてトレードのことを考えてしまい、仕事が手につかなくなってしまったんです。そんな時に大きく負けて資金が底をついてしまったので、FXから離れることにしました」
「その後、仕事が順調になり、資金に余裕ができたので数か月前からFXを再開したんです。しかも仕事に支障をきたすことなく、ちゃんと勝てる方法を見つけました。先月の利益は本業の収入の倍を超えました。この調子でいけば今までの損失はすべて取り返せそうです!」

Aさんの損失の話を聞いて身につまされる方は多いでしょうね。あるいはAさんの話に希望を見出す方も少なくはないでしょう。
ここまで読んでAさんが勝てるようになった理由を正しく理解できた方は、もうFXで損をすることはないでしょうね。残念ながら、その後Aさんがどうなるかは火を見るより明らかです。(この辺りにご興味をお持ちの方はぜひサービスをご利用ください)

実際お話してみると、Aさんは確かにものすごく勉強をされていました。しかし残念ながら、その知識の大部分は誤った情報に基づく誤った認識でした。私が正しい情報をお伝えすると、そのたびに驚嘆の声をあげ、「もっと教えてください」と話が止まらなくなってしまいました。
誤った知識を身につけ、その知識をベースにFXのトレードをして失敗するなんて、貴重な時間とお金の無駄にしかなりません。

そこで、個人投資家の大半が誤った認識をもっているトピックをこちらのブログで取り上げ、正確な情報を発信しようと思います。
第1回目のトピックは「FX業者はストップ狩りをしている」
もしあなたがFX会社の経営者なら、きっとストップ狩りをやろうと考えるでしょうね。
FXは相対取引ですから、顧客の損切りオーダーが同じ水準に大量にあれば、その瞬間レートを少しずらすなり、スプレッドを少し広げるなりしてストップをつけてしまい、銀行とカバーすれば、FX業者は確実に儲かります。

しかし、現実にほとんどの業者はストップ狩りなんてしません。
顧客保護のためでしょうか? それもあるかもしれませんが、金融はつきつめれば「お金」です。一番の理由はお金、すなわちコストです。
FX会社にディーラーと呼ばれる職種の人間はいますが、現状ほぼすべての会社が取引をアルゴリズムで処理しています。ディーラーの仕事は、アルゴリズムのセッティングとモニターです。そしてこのアルゴリズム、たいていの場合は外注です。
ストップ狩りのできる機能をつけたアルゴリズムの開発には当然お金がかかりますし、メンテの費用も高くなります。
アルゴリズムにストップ狩りを入れる経済的メリットはほとんどないでしょうね。
そもそも、そんなことをしなくても、個人投資家は勝手に負けて損切りしてくれます。

なぜそうなるのか、ご興味をお持ちの方はぜひサービスをご利用ください。

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