中学受験の明日のために その12 学習のステップは、覚える→わかる→できる→慣れる

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 新しい事を習う時、知識が無いことには考える事は出来ません。まずは知識を習得ことから始めましょう。知識を習得したなら、次は内容を理解することです。理解することで記憶しやすくなり、応用問題に対応できるようになるからです。

たとえば算数で言うと、わからない問題に出会った時、解説のやり方をまず覚えます。その後解説に書いている内容を理解します。これである程度記憶に定着します。しかしそこで終わってはいけません。解答解説を閉じて、自力で再現できるかを試してみましょう。それが出来たなら、大抵の塾で毎週行われる復習テストで点数を取れる可能性が高まります。出来ないならば1週間以内にできるまで練習することです。

ただしこれはあくまでも1週間後のテストで点数を取れるに過ぎません。入試で点数を取るには、さらに似たような問題をたくさん解く事で慣れる必要があります。入試は時間制限と一発勝負のプレッシャーの中で行われます。どんな状況であっても正解できるようになるには相当な練習が必要です。間違えた問題は時間を置いて再度解く事をお勧めします。

学習する中で、「わかる」というステップがクリアできない場合があると思います。質問できる環境にいる場合は、詳しい人に聞いて理解するのは1つの手でしょう。そういう環境にいない場合や質問するのが苦手な人は、一旦「わかる」のステップを飛ばして、覚える→できるを繰り返してみてください。なぜかわからないけどこういう風にすれば解けるという状態にしておくのです。

学習を進めていく中で、過去に理解できなかった事が突然理解できるようになるのはよくある事です。そのような理解は感動しますしなかなか忘れる事がありません。何事も焦ってはいけません。未来に期待して、学習を止める事なく継続していきましょう。

 今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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