中学受験の明日のために その69 学校に行く必要はあるのか?

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 人は学校の勉強で人生を学ぶのではありません。好きなことから人生を学ぶのです。他人から見ると無駄な時間を過ごしているように見えても、その人にとって好きなことをしている時間であれば、それは学んでいる時間なのです。ゲームが好きな人はゲームから、お酒が好きな人はお酒から、本が好きな人は本から人生を学ぶのです。だから子供も大人も好きなことをしていいのです。

ただし子供が中学校を卒業するまでは、好き嫌いに関係なく親は子供を学校に通わせる義務があります。なぜ学校に通わせないといけないのでしょうか。それは基礎学力をつけることと、集団生活をすることで成長し、社会人としての土台作りをするためです。大人になって社会で生きていくには、最低限の読み書き計算や言葉遣い、礼儀作法や思いやりの心を身につけておかないと本人が困ることになります。学校はそのような土台作りの場なのです。

学校に行く必要なんてないと言う大人がいますが、中学生までは親が子供に教育を受けさせる義務があるので、そんなことを言う親は無責任です。いじめられているなどの場合は行く必要はありませんが、転校したり親が学校に連絡して問題解決する必要はあります。

高校生になったら行っても行かなくても自由ではありますが、今の社会で高校も卒業していない人が生きていくのはあまりに過酷です。最低でも高校卒業、できれば大学卒業までしておくことが生きやすいのは明らかでしょう。勉強ができなくても卒業できる高校や大学は山ほどあります。勉強ができないなら、学校は友達と楽しく過ごしながら、勉強は適当に切り抜けて出席日数ギリギリでもいいので卒業しておきましょう。

登校拒否をする人は真面目な優等生が多いです。真面目は報われないこともあることを学んで、適当にサボりながらも学校に行き、空いた時間に好きなことをすればいいのです。

大人になっても嫌なことは山ほどあります。ですが大抵の人は、嫌なことをやらないと生活ができません。その練習として学校があるのです。学校から学ばなくても好きなことから大切なことは学べるので、学校が嫌いな人は卒業することにこだわればいいのです。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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