中学受験の明日のために その70 受験勉強に才能はいらない?

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 芸術やスポーツに才能が必要なのは言うまでもありません。では勉強はどうでしょうか?灘や開成や桜蔭などの難関校に受かるには才能が必要ですが、偏差値50くらいまでなら才能はほとんど必要ありません。努力で何とかなります。

芸術やスポーツで偏差値50でも社会では通用しませんが、勉強の偏差値が50であれば卒業できる大学はたくさんあります。大学を卒業さえしておけば、大人になった時に生きやすいです。では、どのように偏差値を50にするか。受験勉強で問われる問題はパターンがほぼ決まっているので、暗記で何とかなります。記憶力に自信がない人でも大丈夫です。睡眠時間をたっぷり取って、ストレスを感じない環境で繰り返しやれば、大抵のことは暗記できます。1ヶ月に6回以上目にしたものはなかなか忘れないと言っていた先生がいました。記憶は時間ではなく、目に触れた回数だそうです。

暗記だけではなかなか成績が伸びない科目があります。国語の読解や算数や理科ですね。しかし、国語の読解は言葉をたくさん知っている人なら読解力は上がってきますし、算数や理科は典型問題の解き方を覚えている人が伸びやすいです。土台となるのはやはり暗記なのです。以前にも書きましたが、勉強のステップは、覚える→わかる→できる→慣れるです。まずは覚えることからスタートしましょう。その後に理解する必要があるのですが、典型問題レベルなら塾の先生に質問すれば大抵わかるはずです。餅は餅屋というように、専門家に聞いた方が正しい知識や技術が身につくでしょう。

才能は必要なくても努力は必要です。多くの人は努力ができないので、努力できるのも才能と言われればそれまでですが、努力で解決できるのであれば努力しないともったいないです。ただし、闇雲に努力しても報われません。正しい努力を、正しい方向性で、集中してやらない限り成績は上がりません。才能がない人でも報われやすいのが勉強の世界です。

中学受験は人生で一度しか経験できません。塾に通える恵まれた環境にいる人は、その環境を大いに活用してください。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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