男性性の守り

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そもそも、人々や社会の男性性が強くなる理由は何なのか?
そんなことを考えていたら、こんな図が出来ました☟
守り.jpg

 長い間、日本が女性性社会でいられた理由は、海に守られていたから。
前々記事でそんなことを書きましたが、「外側に敵がいる」「自分の身を守らなければいけない」と思った瞬間から、女性性は男性性の守りの力を必要とし、守ってもらう代わりに従属することを選択します。その状態は、敵がいなくなるまで継続されます。(例えば、ウイルスという脅威がなくなるまで人々が口元を覆うことを選択するように‥)

 ところで、敵は本当にいるのか?という話に移ります。

 感情観察を続けていくと、多くの敵(と認識していたもの)は、思い込みの産物であったということに気付きます。例えば、被害者意識を持っていると、他者を加害者として見ることが多くなります。相手に悪気があるか否かに関わらず、被害にあったと思ったら、攻撃的な思考となり、相手を責めてしまいます。(攻撃も守る形の一つです)

 男性性社会がここまで発展を続け、維持されてきたのは、人々の内側に「守りの力が必要」と思わせる、「恐れ・不安・欠乏などの負の感情が多く存在している」という事が理由の一つとして在ります。

 外側に敵や脅威、奪う者、加害者が存在している。という想いがあればあるほど、私達は守りを必要とし、その力を求めます。 
つまりは、そのような人々の求めに応じた形が、「今の社会」だと考えて良いのだと思います。

 男性性社会に恐れや不安を引き起こす現象が多いのは、人々の内側の現れでもあり、『管理・制限』=安心 と感じる人にとっては、男性性社会の維持は必要なことなのでしょう。

「外側に敵はいない」そう考える人が増えたなら、女性性の解放(制限の解除)が起こってくるのかもしれません。

SORA
※前記事で女性性と男性性の話は終了の予定だったのですが、ちょっとした気付きがあったので追加で書いてみました。









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