年金もらえなくなる?について分かりやすく解説

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老後2000万円問題。少子高齢化など
将来の年金を心配される方もいらっしゃるかもしれません。

・年金もらえるかわからない…
・年金制度は破綻する…
・自分で備えないと…

こういった不安や心配がある方に向けて、分かりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。


「年金がもらえない」は本当?

早速、本記事の結論です。

年金がもらえなくなることは、ありません。
年金制度は破綻しませんので、ご安心を。


破綻しない理由は年金の財源

では、なぜ破綻しないか、を説明していきます。

そもそも年金の財源は複数あります。
財源は下記3つです。

➀ 現役世代が負担する保険料
② 税金等
③ 積立金

保険料だけが財源ではなく、3つの財源から年金は支払われているからこそ、破綻しない設計になっているんです。

例えると、お財布が3つある状態ですね。
順番にみていきましょう。



➀ 現役世代が負担する保険料
まず年金は、「現役世代が納めた年金保険料を、その時の高齢者への年金給付に使う仕組み」です。

つまり、今働いている人たちが払うお金で、現在の年金受給者が生活しているということです。(これを賦課方式といいいます)

家族で例えると、お父さんとお母さんが働いて稼いだお金で、おじいちゃんやおばあちゃんの生活を支えるようなイメージですね。

逆に言うと、年金は貯金のように自分で積み立てたお金を、将来、高齢者になった自分が受け取る制度ではないです。

ただ、こういった疑問があるかもしれません。

現役世代が少なくなり、高齢者が増えると、支える人が少なくなるから、年金が足りなくなるんじゃないの…?

少子高齢化社会に向かうからこそ、気になる問題ですよね。
しかし、安心してください。次の2つの財源があるからです。



② 税金等
私たちが払っている消費税といった税金も、年金に姿を変えています。
保険料だけでなく税金も財源とすることで、より安定的に年金を給付できるようになっています。



③ 積立金
残りのもう1つは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)等が運用している積立金から、年金が支払われます。

この積立金というのは、過去に集めた保険料のうち、年金の支払いに使われず余ったお金を積み立てたもの。

将来の人口減少に備えて、ストックをされているということですね。
下記の画像を参考にしてみてください。

pamphlet_3.png

ちなみに、それぞれの財源のお金事情は以下のとおりです(2023年3月末時点)。

➀ 保険料:約40兆円
② 税金等:約13兆円
③ 積立金:約250兆円

こうみると、積立金の大金が、まだ大事にとられているということがわかりますよね。


まとめ

では、今日のまとめです。

年金を支えるお財布には、3つがあるということ。
そのうえで、

・年金を支える現役世代がいなくなることはない
・税金を収めなくなることなんてありえない
・積立金は上手に運用されている

上記をふまえて、年金制度が破綻することはない、ということです。

今回の記事が、年金に関する不安を少しでも軽減し、将来に向けて安心感を持っていただけるよう、お役に立てれば嬉しいです。


また、もし具体的な家計アドバイスや将来の資金計画についてご相談がありましたら、ぜひ家計アドバイスサービスをご利用ください。
皆様にとって、安心して未来を迎えられるよう、これからも情報を発信してまいります。ありがとうございました。
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