「君は一人じゃない」という歌詞が嫌いです

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音声・音楽
いきなり辛口モードのタイトルでびっくりしたかもしれませんが、タイトルってインパクトが大事なのでハッキリと書くことにしました。

なぜこのようなことを書き始めたのかというと、
昔、作詞に興味があって趣味で詩を書いたりしてたんですが、
どうも私には絶対に書けないフレーズがあったのです。

それは、
「君は一人じゃない」
というフレーズ。

よく歌詞に出てくると思います。
このフレーズが出てくると心が拒否反応を示します。

若い頃、自分一人じゃできないことがあり、周りの人にヘルプを申し出たことがありました。そしたら「みんな忙しいんだから自分でやりなよ」と厳しく拒否されました。そのことをきっかけに、自分のことは自分でやらなきゃいけないなと感じ、誰かに助けを求めることができなくなりました。

もちろん、その時の状況は自分でやるべきことだったから自分一人でなんとかしてということだったのかもしれません。ですが、どこからどこまでが自分でなんとかするべきことかわからなくなりました。

だから「君は一人じゃない」というフレーズを聞くとチクリときます。
私の経験から人は一人で乗り越えなきゃいけないことの方が多いのだと感じます。だから誰かが手を差し伸べてくれたらすごくラッキーで幸せなことであって当たり前のことではないのです。

もちろん現在支え合える仲間がいらっしゃる方もいると思いますが、
その状況が永遠に続くとは限らないのです。

現にお子様が何人もいらっしゃるのに一人で暮らしているご老人を見るとそう思ってしまいます。好きで一人でいる方はいいのですが、表面的に「家族からは一緒に暮らそうと言われている」と取り繕う人もいて。そういうご老人はだいたい受け入れる家族側も社交辞令で言っているだけだと気づいているので。

そんな状況の中で聞く「君は一人じゃない」はどんな風に聞こえるのだろうと想像してしまいました。
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