「男女」とカテゴリー(分類)で語るのが難しいのがこの「LGBTX(Q)」です。
【L(レズビアン)(女性同性愛)】
愛情対象が女性同士のカップルや個人のことです。
自覚は女性の場合が多いです。
【G(ゲイ)(男性同性愛)】
愛情対象が男性同士のカップルや個人のことです。
自覚は男性の場合が多いです。
【B(バイ)(両性愛)】
愛情対象が異性でもあり、同性でもあるカップルや個人のことです。
自覚は男性は男性、女性は女性の場合が多いです。
【T(トランス)(性別違和:旧性同一性障害)】
自覚する性別と体の性別が異なることで生じる特性です。
医学面では、「発達障がいの1つ」として認知されているところもありますが、こちらも明白な原因は不明です。
「FTM(女性→男性)」、「MTF(男性→女性)」などと分かれておりますが、こちらも「スペクトラム(あいまいな連続性)」で構成されています。
【X(Q)(Xジェンダー)(クエスチョン)(無性別)(性別不確定)】
「生まれつき(先天性)」で性別がない、または性別不確定の当事者の総称です。こちらも明白な原因は不明です。
私の推測で申し訳ないですが、おそらく「早期低出生体重児(予定日よりも数ヶ月以上早く生まれた赤ちゃん)」が関わっているのではないかと思います。
本来、赤ちゃんは10ヶ月という長い胎児期を経て出産を迎えますが、母子ともに何かしらの事情で予定日よりも数ヶ月以上早く生まれる子どもも珍しくはありません。
最近は、医療技術の進化に伴い「早期低出生体重児(予定日よりも数ヶ月以上早く生まれた赤ちゃん)」でも命は助かる可能性もわずかながらあります。
ただし、医療関係者の多くは「あくまで命を救うこと」で精一杯です。それ以外のことにかまうゆとりは皆無に等しいです。
IQ(知能)や性別のことは未発達であっても、「命が助かればそれでよし」なのです。
ここが子育てをより難しいものにさせていると思います。
また、これら以外でも「男女どちらにも愛情を抱かない(ノンセクシャル)」など挙げればきりがありません。
自覚の多くは3歳ぐらいからですが、それが確信として顕現化するのが児童期や思春期ぐらいです。
サインとしては、「スカート(スボン)をはきたくない」、「僕(私)を会話や文章に使うことに抵抗を感じる」、「ランドセルや鞄の色に抵抗を感じる」、「体育でみんなと一緒に着替えることに抵抗を感じる」などが挙がります。
こうした児童期や思春期の子どもたちは生活の長い時間を学校で過ごしています。
周りの無理解や大人が些細だと思うことでも、子どもの心が傷つくこともあります。
特に不安になるが、「トイレ」、「更衣室(着替えの時間)」、「宿泊行事(合宿や修学旅行など)(入浴の時間)」、「学校生活全般」です。
青年期以降は、「就職活動」や「社会不適合」、「家族計画」などが挙がります。
いずれにしても、身近な人への相談が難しい場合はカウンセラーなど専門家に相談するとよいでしょう。
場合によっては、学校側(会社側)に配慮を依頼してもよいかと思います。
田舎ではまだマイナーですが、都市部では「当事者会(クラブ・サークル・自助会)」や「親の会(家族会)」も多数存在しています。
都市部などにお住まいであれば、自分たちで立ち上げてもかまいません。そのノウハウが田舎よりも断然優れているからです。
こうしたサークル活動によって「自分は1人ではない」と孤立を防ぐ効果があります。
最近では、大人向けになりますが「オンラインサロン」もございます。こちらは有料の場合が多いため年齢制限はもとより、金銭面でゆとりがあれば一度お試ししてみてはいかがでしょうか?