今さら聞けないビジネス文章の書き方vol.7.意味の重複

記事
ビジネス・マーケティング
このコラムの読み手は、以下の方々を主な対象にしています。

上司や先輩から文章の書き方を指摘されることの多い人
文章を書くのが苦手な人
OJTトレーナーとなり、部下の文章をレビューすることになった人

仕事において、「自分には文章を書く才能がないから」というのは言い訳になりませんよね。

ビジネスにおける文章は、相手に誤解なく、わかりやすく伝えることが大切です。
読み手によって、様々な解釈ができる文章では、仕事関係者内での認識齟齬が発生し、各々が違う方向を向いて仕事をしてしまいかねないからです。
ですから、ビジネスにおける文章は、『相手に誤解なく、わかりやすく伝える』書き方をしなければなりません。

このコラムでは「意味の重複」についてお伝えしていきます。

意味の重複とは、「頭痛が痛い」というように、意味が重なる重複表現のことです。
このような重複表現は、読み手に稚拙な文章という印象を与えてしまいます。

丁寧に書こうとすると、重複表現になりやすいものですので、気を付けましょう。
よくありがちな重複表現を挙げます。
文章を書く際に、意味が重複していないか考える視点を持つことが大切です。

被害を被る→被害に遭う
価格を値下げする→値下げする、価格を下げる
○だけに限定する→○に限定する、○だけにする
お金を入金する→入金する
返事を返す→返事をする
違和感を感じる→違和感を覚える
いまだ未完成→未完成
あらかじめ予定する→予定する
電車に乗車する→電車に乗る

ぜひ、ご自身がビジネス文章を書く際や、部下の文章をレビューする際の参考にしてみてください。
チェック観点:
意味の重複がないか考える

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