今回の記事は、顔タイプ診断を学ぶことになった大恥体験です。
読んでくれた方が少しでもオシャレを楽しむキッカケになったら嬉しいです。
7年前の2015年、まだ診断系が流行る少し前、パーソナルカラー診断や骨格診断の資格を取りました。
その当時、美容師さんの仕事って何だろう?ずっと考えていた時期です。
喜んでもらうこと?
それとも場所柄、流行を追い続けること?(勤務地・表参道)
髪をステキにするのはもちろんだけど、ずっと悶々していました。
ある時、常連さんが「芸能人の〇〇みたいにしたいんだけど似合わないよね?」一瞬、答えに困るオーダーをいただきました。(記憶ではハーフの芸能人・常連さんバリバリの純日本人)
その時です、いつもならヤンワリ別のスタイルへもっていくのですが「ちょっと待てよ!これって僕の価値観の押し付けだよな・・・」思い返す瞬間があったのです。
そこから本質は、その人の持つ魅力をどこまで引き出せるか?
まだ気付いていない眠ったままの魅力を、どこまで呼び起こせるか?
にハッキリと変わりました。(頭に稲妻が走る感覚です)
そこからは猛勉強の日々です。髪とファッションの関係性や肌の色と髪の色の調和など、ゲストの持つ個性を知りたくて学んでいきました。
もともと、首から上の似合わせは得意です。
顔タイプ診断のことは知ってはいましたが学ぼうとしませんでした。
今思えば完全に慢心です。(笑)
そんな中、順調に経験を重ねていくなかで例のお客さまから「ねぇねぇ顔タイプ診断はしないの?」と言われました。
ついこの間まで芸能人の〇〇にして!と言っていた方がです。
でも、ここでまた思い返します。
確かに骨格診断では顔の要素に触れていない。
正確に言うと体型をキレイに魅せる理論だから顔の要素は含まれてないんだ。
ずっと感じていた違和感がココで核心に変わります。
同じ骨格ストレートでも黒木メイサと深キョンが同じハズがない・・・。
もう必死になって顔タイプ診断を学びましたよね。
これだけ勉強したんだ!
2つの良いところを髪型に簡単に落とし込めるだろ・・・と思っていたら大間違い。仮説を立て実証の繰り返しでした。
何度も何度も自分の中で確信に変わるまで続けました。
頭の硬さに本当に悶々しましたよ。。
ということで今日は最後に髪の長さについてお話しますね。
骨格も含め、子供顔は肩上の長さ(ボブ・ショート・ミディアム)が似合います。
そして大人顔は肩下の長さ(ミディアム・セミロング・ロング)が似合います。
これは髪の長さは短ければ子供要素になり長ければ大人要素になります。
ちなみに黒木メイサは大人×直線のクールタイプ。
深キョンは大人×曲線のフェミニンタイプ。
2人とも髪は肩下の長さが似合う大人顔です。
これは骨格診断だけじゃ辿り着けなかった理論です。
もちろん美容師さんは感覚的に知っています。でもそれを伝えられないんです。感覚だから・・・。
それが決して悪いことだとは思いませんが、僕たちのセンスは押し付けと紙一重です。
それにお客さまが欲しい(知りたい)と言っているのにヤラナイのは傲慢です(笑)ビジネスマンとしては失格かもしれません。
例の常連さんには本当に感謝です。
ということで今日の記事が少しでも、誰かの役に立てば嬉しいです。
是非、試してみてくださいね。
プロフィール
Salon Kei
都内在住。
静岡県 島田市出身
表参道 現役サロンマネージャー(美容師)
パーソナルカラリスト認定講師
トータルカラリスト認定講師
1級骨格スタイルアドバイザー
1級顔タイプアドバイザー
色彩診断士
【実績】
※TV東京 日経スタイル出演。
※美容ビジネス新聞掲載。
※カラリストタイムズ掲載。
※コンテスト受賞多数。
※UNIQLOコラボ パーソナルカラー診断イベント企画 参加。
※骨格・パーソナルカラー診断人数ともに3000名以上。
※広告費20万で新規1000名来店。
※次世代美容師 育成マニュアル作成。
※海外美容関係者向けセミナー講師。
※女優 ヘアメイク担当。