それ「伝える」ことになってません…Vo.2

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前回は表紙についてお話ししました。
今回はタイトルに関してお話ししたいと思います。
興味を持って,読みたくなる表紙を作るためには,そこに載せる各ページのタイトルも考えなければなりません。

例えば,新しい校長が赴任したので紹介しようとなった時
「校長紹介」だけではつまらないですよね。
なので,ちょっと目を引くタイトルを考えるわけです。
新しい校長のアピールポイントとか,特徴とか人となりとか,何か面白そうなことを盛り込んで読者に「なになに?」と思わせる。

あとは,よく言われているのが
メリットよりベネフィット
「この記事はすごく面白いですよ!」(メリット)というのをアピールするのではなく,「この記事を読むことであなたにこんなお得がありますよ!」(ベネフィット)をアピールするよう心がけます。
テレビCMや通販番組や雑誌などは意識的にベネフィットを視聴者に訴えかけています。
それは,人は自分が得することに注意を向けやすいということを知っているからです。
商品がいかに素晴らしいかより,この商品を使うことによってあなたの生活がこれだけ豊かになる・楽になる・得をするという部分を強調した方がイメージが湧きやすく,興味を持ってもらえるのです。

目を引くタイトルを考えるのも,表紙と理由は同じです。
0.2秒で読者の心を掴むためです。
読者は,本文を読む前にまずタイトルが目に飛び込んでいます。
そのタイトルでどんなことが書かれているかを理解して,興味を持って初めて中身を読もうと思います。
何が書かれているか分からない物を,隅々まで全部読もうとは思いません。

また,あまりに長いタイトルはその時点で読む気が失せます。
人間が一瞬で読んで理解できる文字数は平均13文字だそうです。
なので,Yahoo!の見出しは13文字未満なんだそうです。
タイトルは短くベネフィットを。
タイトルを考えるのは,短いけど短いからこそ難しくて重要だと思っています。

さて,タイトルを考えるには中身がある程度決まってないといけないので,まずは中身を作らなければいけませんね。
中身を作る時も,もちろん読者のことを考えなければいけません。
こちらの「伝えたい!」を一方的に伝えるだけでは,伝えることにはなりません。

中身を作成する時に気をつけることがやはり一番多くなるので,それはまた次回にさせていただこうと思います。


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