前回は、「身だしなみ」の概要について解説しました。
今回は「言葉遣い」について解説していきます。
〇正しい「言葉遣い」
電話対応や来客対応は、時期によって一番多い業務かもしれません。新年度や年末年始になると、取引業者や行政機関の担当変更の挨拶、行政機関からは申請・実績書の提出を依頼、また保護者や新規の業者からの電話・来館も頻繁にあります。もちろん、こちらから電話、訪問することもあります。
こうした外部の人間への対応で、気をつけていることは、正しい「言葉遣い」です。
会社や保育園でも、組織には様々な人がおり立場や年齢、考え方もバラバラです。そういった人たちと良好かつ円滑な関係を築いていくには、正しいマナーをもって関わらなくてはなりません。その最たるものが、正しい「言葉遣い」でしょう。
しかし、正しい「言葉遣い」とは、どんなものでしょうか?
私は、正しい言葉遣いに具体的な形はないと思っています。
大切なことは、相手を不快にさせない「言葉」や「態度」を持つことだと思います。そうした心構えを持つことで、「安心感」と「信頼感」を与える「言葉」が出てくると思っています。
例えば「~をして下さい」や「~をしないで下さい」、「説明しましょうか」、「いません」、「できません」というと、人によっては「威圧的」「上から目線」な印象を与えることがあります。しかし、少しの言い換えで、柔らかく、丁寧な印象を与えることが出来ます。
「言葉遣い」は相手の立場に立って、不快になせないように「安心感」や「丁寧さ」を心がけましょう。それが、正しい「言葉遣い」へと繋がります。
次回は、「メール」について解説します。
【言葉遣いの例】
「~をして下さい」
→「~をしていただけないでしょうか?」
「~をしないで下さい」
→「~はご遠慮いただけますでしょうか?」
「説明しましょうか」
→「よろしければご説明いたしましょうか?」
「いません」
→「おりません・少々席を外しております」
「できません」
→「いたしかねます」