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皆様
お疲れ様です。
北家です :)

2週間ぶりの更新となります。気がつけば梅雨明け、そして8月も目前ですね! 

私は毎日があっという間に過ぎていきます。家族が増えると時間の流れは2倍速になるんですね笑

さて、本シリーズですが、少しでも皆様の参考になりましたでしょうか。

前回の投稿をもちまして、一通りの基本的な情報のシェアは終了致しました。

ここからは皆様からの個別のご質問にお答えしていきたいです。勉強方法、準備、現地でお困りの事等、私がお答え出来る事があるかもしれません。いつでも気軽にメッセージをお送り下さい :)

最後に、幼児や小児向けの選択肢に関しても触れさせて頂きます。

私は22歳の大学卒業後から本格的に英語を学びました。現在の私の英語力は母国語の方のそれと遜色なく、英語圏であれば、生活、仕事、就学がいつでも可能です。(家庭環境や精神力、体力的にはもう難しいかもしれません笑)

よって、英語力の向上は早くから着手しなければならないわけではありません。

母国語であれ第二言語であれ、言語は言語ですから、行間を読む力や論理的思考能力があれば、媒体語が変わっても対応が可能です。

日本語で物事をロジカルに且つ的確に描写出来る方は、興味さえあれば、英語でも可能です。

よって、子供達には英語でのコミュニケーションの楽しさを知ってもらう程度で良いのではないかと思います。

例えば、子供向けの語学教室です。
私の友人が経営している学校は対面レッスンのみで、3歳から受け付けており、プライベートとグループの両方から選択が可能です。
(子供の場合、集中力はもって30分でしょう。よってオンラインは担当教師の技術に大きく左右されます。)
英語でのコミュニケーションの楽しさを知るだけならば、充分な選択肢です :)

次にインターナショナルスクールです。
(インターナショナルスクールは一般的に日本の学校教育法第1条に定められた学校ではなく、各校オリジナルの教育課程を有す各種学校または無認可校です。よって、子供をインターナショナルスクールに通わせた場合、保護者は日本の義務教育所謂就学義務を果たしたことにはなりませんので、注意して下さい。)

以下、文部科学省のホームページからの引用です。

Q 
学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合、保護者は就学義務を履行したことになるのでしょうか。

A
いわゆるインターナショナルスクールについては、法令上特段の規定はありませんが、一般的には主に英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設であると捉えられています。インターナショナルスクールの中には、学校教育法第1条に規定する学校(以下「一条校」といいます。)として認められたものがありますが、多くは学校教育法第134条に規定する各種学校として認められているか、又は無認可のものも少なからず存在しているようです。

一方、学校教育法第17条第1項、第2項には、学齢児童生徒の保護者にかかる就学義務について規定されています。そこでは保護者は子を「小学校、義務教育学校の前期課程又は特別支援学校の小学部」、「中学校、義務教育学校の後期課程、中等教育学校の前期課程又は特別支援学校の中学部」に就学させると規定されています。よって、保護者が日本国籍を有する子を一条校として認められていないインターナショナルスクールに就学させたとしても、法律で規定された就学義務を履行したことにはなりません。

学校教育法においては、小学校等の課程を修了した者が中学校等に進学することを予定しています。これは、同法第45条に規定しているように、中学校は、小学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育を施すことを目的としているからです。

このことを踏まえると、例えば一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えた者が中学校から一条校への入学を希望してきても認められないこととなります。インターナショナルスクールの中学部の途中で我が国の中学校へ編入学を希望する場合も同様です。

なお、市町村教育委員会におかれては、憲法に定める教育を受ける権利を保障し、その権利を実現するために義務教育制度が設けられていることに鑑み、経済的な事情、居住地の変更等のやむを得ない事情により学齢児童生徒が実際的に未就学となるような状況が生じないようご留意ください。

個人的には、1968年に発足した国際バカロレア機構(International Baccalaureate)というスイスの教育機構が提供するプログラムに着目しています。

通称IBは、

3〜12歳を対象としたPrimary Years Programme
11〜16歳を対象としたMiddle Years Programme
16〜19歳を対象としたDiploma ProgrammeまたはCareer-related Programme)

の3段階に分かれており、ヨーロッパでは日本よりも認知度が高い印象です。

(私が勤務していたアイルランドの私立高校は通常のカリキュラムと共にIBのDiploma Programmeも提供しておりました。)

(IBコースの学習者は、建物、時間割、ホームルームや学校行事は一般の学習者と共有しますが、授業だけは別というイメージです。)

IBは国際的な環境で能動的に活動出来る人材を育成する事が目的で、国際社会の複雑さを意識させながら、協調性、発言力、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力、Critical Thinkingの力等を伸ばしつつ、英語で各種教科を学んでいくイメージです。(PYPとMYPは日本語で学びます。)

文部科学省によると、2023年1月時点で、IBは世界159以上の国や地域の約5600校の学校で提供されており、日本では、学校やプログラム単位で数えた場合、159校で提供されているとの事です。

あくまで選択肢の一つとして検討してみても面白いかもしれません :)

参考になさって下さい。

(私自身も息子のために様々な選択肢を考慮し、さり気なく提案していくつもりです。しかし、彼の人生は彼の人生です。2043年に成人するまで彼の意思を出来る限り尊重し、陰ながら応援していきます。)

北家
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