病院のサイバーセキュリティ対策

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院内SEおじさん、今日の独り言です。


先日、日本病院会会長として相澤病院の相澤先生が
「サイバーセキュリティ対策の費用について国による支援、100%の補助を求めたい」との考えを示したそうです。

今日の読売朝刊にも、またもや半田インパクト絡みの記事が掲載されていましたし、先ほど広島県や市のHPにDDos攻撃が起きているとニュースになっています。

いよいよ病院セキュリティ対策待ったなしな感じですが、やれと言うのは簡単でも、実際にやるのは難しい問題があるよなあと思ってます。

まず、セキュリティ対策しても病院には1円も売り上げにならない事。
病院は保険診療(公定価格)なので、その中にセキュリティ対策費用が明示されない以上、対策しました!と患者さんにお金を支払っていただく事はできません。
別日でも書きましたが、セキュリティ人員を配置しなさいと、4月の改定には書かれましたが、別途その報酬がプラスにはなっていません。
その事が、病院側対応遅れになるとして補助を、となったのだと思います。

それと、こちらは個人的な感想ですが、まだまだ病院はICTを認める土壌ができていないと感じています。

このようなセキュリティもそうですし、ハードウェアやネットワーク等知っておくことは多数あるのですが、勉強会や学会への参加も自腹です。

かつて自分が勤務した病院で、少しでいいので補助してほしいと訴えたのですが、事務員に支給する規程がないから無理と言われましたよ。

今回も、補助出た!
対策として、UTM入れた!
え?これだれが管理すんの?
対策したら、ZOOMも使えないんだけど?

にならないよう、人間にも目を向けてほしいなと思うおじさんです。

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