旦那がアルコール依存症になりました!前編

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コラム
今から20年位前のこと、私と旦那は結婚して10年、三男が生まれた頃、旦那にベルギー赴任の話が持ち上がりました。5歳、3歳、0歳と男の子3人かかえ、しかも旦那はその頃仕事が忙しく、しかも私たちは私の実家の隣に住んでいたので、私は育児を母に随分助けてもらっていました。なので、いきなり3人の男の子を連れてベルギーに行くのには勇気がいたので、まずは主人に先に行ってもらい、落ち着いたら夏休みに1か月位遊びに行き、様子を見て私たちもベルギーに行くかどうか検討することとなりました。
ところが主人が赴任した半年位あとの夏に子供3人連れてベルギーに遊びに行ったら、主人の様子があまりにひどかったのです。
男の子3人、いつもわいわいがやがやうるさいのですが、一人で暮らしていた主人にとってはそれが許せないらしく、いつもうるさいうるさいといらいらしていました。私も、「パパがいる時は静かにしなさい!」と子供たちに注意する次第。1か月滞在しましたが、とても辛い1か月となりました。
日本に帰る前に、子供3人連れてベルギーで暮らすのは無理だと伝えました。旦那も、子供がうるさくて嫌だったので、また来年1か月位遊びに来てくれればいいと、単身赴任を受け入れてくれました。思えばこの頃からすでにおかしかった。突然夜中に怒鳴りだしたり、仕事でかなりストレスが溜まっていたのだと思います。でもまさか適応障害からアルコール依存症になるなんて夢にも思っていなかったので、私は普通に日本に戻り、また1年後の夏に子供3人連れて遊びに行きました。子供たちは6歳4歳1歳と、少し成長していたので、以前よりはかなり楽になっていました。前の年よりは楽しく1か月過ごし、また3人連れて日本に戻りました。
その年の年末年始は、主人が日本に帰ってきて、家族で過ごしました。毎日お酒を飲んで食べて、非常に盛り上がりました。今思えば、その時の旦那はハイ状態でした。とても楽しそうに1週間ほどすごしてベルギーに戻って行きました。それから2、3日後、変な電話が旦那からかかってきました。同窓会費を払ってほしい、そういうことが大事だから、というものでした。突然なんだろう?よくわからないけれど、旦那に言われるとおり同窓会費を支払ったのを覚えています。
それからまた2、3日後でした。突然精神科のお医者様から電話がありました。「奥様、落ち着いてください。今私はご主人に付き添ってベルギーから日本に向かうところです。日本についたら、すぐに○○病院の精神科病棟に入院となります。できれば奥様もそこにいらしていただきたいです。」と。
もちろん私は子供たちを実家に預け、病院に向かいました。その時あった旦那は、病人とは思えないほど元気そうで、「迷惑かけてごめん。」と、笑いながら言ってました。
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